【死のイメージに憑りつかれる】ふらっと死にそうなときの対処法は?

Outside seen through the turquoise wooden doorこころカフェ(最新の心理学)
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・自殺したいわけではないのに、死の気分に憑りつかれてしまったみたい。ふらっと死んでしまうのではないか、怖い。
・死に関する動画やブログを幾度となく見てしまう。

そんな悩み(不安)を持って生きているあなたに、何かのヒントになればと思い、記事にしました。この記事のポイントは、

  • 死に憑りつかれたときは、情報から遠ざかって、外へ出てみる(前半)
  • 外へ出るのも怖い場合は、人がいない自然の中へ行ってみる(後半)

■死のイメージが頭から離れないときは外へ出よう

Outside seen through the turquoise wooden door
とびら を あけて

現実から切り離されているような状況では、何か深い感情に憑りつかれてしまうことがあるようです。

【自殺は連鎖する?】コロナで外へ出なくなってリアルな現実と接することが少なくなって、楽になることもあります。しかし、例えば、捨てられるとか、さみしいとか、はかないとか【深い感情に囚われてしまう】と、その雰囲気に流されて、その感情に呑み込まれることがあります。そして死神にとりつかれたように、リアルではない死に魅入られてしまうことがあります。その場合は外へ出ることです。(ツイート改編)

自殺は連鎖するのか?という記事を以前書きました。関連記事を張っておきます。その記事のようにストレスが重なると危ない場合がありますが、このツイートのように現実から切り離されているときも危険です。

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現実から切り離された状況では、妄想が活発化します。それは感覚遮断テストで実証済みです。人は感覚を遮断されると数十分で妄想が出現します(下の関連記事を参照ください)。現実から切り離された状況というのは、この感覚遮断に近いものですので、雰囲気(妄想)に流されてしまう可能性があります。つまりコロナ禍というのは、自殺気分へ流される可能性があるのです。

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つまり自殺が連鎖しているわけではなく、コロナ禍という現実から切り離された状況に、多数の人が陥っていることも要因のひとつと考えられます。これによって、何かの感情に囚われてしまうと、ステイホームで情報が少ないので、そのことばかり考えるようになって、そこから抜け出せなくなる。その先に、自殺があるのです。

この場合のもっとも効く処方箋は1つで、

  • 情報端末(スマホやアップルウォッチなど)をもたずに、
  • 【外へ出る】 ことです。

外へ出ることは、たしかに重要だなと思われるでしょう。しかし情報端末を手放すことも必要なのかな、そこまでやるのかな、と思われる方もいらっしゃるでしょう。ポイントは【遮断された感覚を取り戻す】ことでした。感覚を取り戻すには、自分の感覚に気持ちが向いていることが必要です。身の回りに他の情報が流れていると、自分の感覚に集中できなくなるためです。

ですから、散歩するときは、スマホは家へ置いていきましょう。

■死に憑りつかれそうなときは情報を遮断する

Dyptik Company – France Dans L’engrenage. Perform in Ramallah Contemporary Dance Festival - Sareyyet Ramallah/Palestine, The Ramallah Tourist Information Center, Ramallah
情報のループという罠から身を引きはがす

精神科の閉鎖病棟などでは、入院するときスマホなどは没収されます。情報のデメリットが分かっているからです。

外に出て、人にあうこと。これが【死の雰囲気】に流されてしまわないためには大切なことです。外へ出られないほど消耗している人は待ちましょう。外に出る体力が出てくるまで、情報はできるだけ遮断して待っていることです。死の雰囲気は、あなたにとって不必要な情報です。情報から遠ざかることが一択です。(ツイート改編)

なぜ情報遮断がいいのか。気持ちを落ち着けるには、余計な情報のないところで休むのが一番いいからです。

スマホの【検索機能】は強力で、ある雰囲気に憑りつかれているときは、似たような言葉で何度も検索してしまいます。幸せな気分についてだったら、それは幸せのシャワーとなって降り注ぐのでいいのですが、人は不安なことに引き寄せられる習性があります。ですから、不安な事柄を何度も調べてしまうのです。

そしてインターネットの世界の情報は、すべてが正しいわけではありません。正しくない情報が何度もインプットされるのです。これではこころが殺られてしまうのは時間の問題です。

それは【書籍】でも同じです。インターネットほどではないとしても、書籍でさえ、時代の雰囲気や学会の雰囲気に流されているのです。

例えば、「虐待は連鎖する」なんてのは都市伝説ですが、これは何度も何度もテレビや本などで報道されますね。そのほうが説明がつきやすいからですが、これは思考停止した状態です。虐待は連鎖しないというのは、中井久夫先生がもう40年も前から言ってきたこと(*1)なのに、いまだにそういう間違った考えが訂正されないのです。そういうように、情報は間違っていることが多々あるのです。

【YouTube】は、関連動画とか表示されますよね。自分が過去に検索した情報をもとに、視聴者が見そうな動画を関連動画としてあげてきます。ですから、死に関連する動画をひとたび見てしまうと、死に関連する動画が関連動画に大量に表示されるようになります。

このシステムは、良くもあり、悪くもあります。余計なお世話な場合があるのです。そのシステムでは、死に憑りつかれた人は、どんどん引きずり込まれます。そして妄想がどんどんとふくらんでいきます。つまり、死に憑りつかれそうなときの具体的な回避策3つは、

  • 検索しない
  • 本を読まない
  • YouTubeをみない

■死に憑りつかれたら自然を探しに行こう

Wooden path to the beach
さぁ せかい は そこに ある

死の雰囲気に憑りつかれたらまず外へ出てみましょう。ただ、それが逆効果になる人もいます。

コロナの世界になって被害妄想が少なくなった人がいます。
「日常でも、外を歩く人々はすべて被害妄想的に他人をさけているから。誰がコロナ菌をもっているか分からないので、自主的に自分を避けてくれるので助かりました。」これは被害感のある人には好都合でした。
「自分をよけて通ってくれるのでいつもの「襲われる」という妄想的な思考は発動しません。それがコロナ後、人々が街に戻ってきたら、前と同じように自分をよけて通ってくれなくなって、被害感がぶり返しました。」(ツイート改編)

このツイートのように、被害感のある人は外に出るのも難しいときがあります。そういう人にとっては、外というのは危険に満ちている場所です。基本的な信頼感が希薄な状態で育ってきたので、それは仕方のないことです。

ただ、コロナのように全員が恐怖におののいている世界になると、がぜん楽になったりします。普段自分だけが感じていた恐怖の世界を、他の人も感じるようになるからです。相変わらず、孤立はしているのですが、なにか共同体的な安心感がめばえるのです。この安心感は、言ってみれば、ニセの安心感です。なぜなら、コロナが収束すればまた恐怖がやってくるから。それでも、ニセであってもそれに癒されるのです。

ところで、被害感は、死の雰囲気へ流されやすいもので、死神にとりつかれてしまう場合があります。回復期の被害感がそれです。そうなった場合でも、外へ出ることです。

上のツイートの例でみると、人が自分を避けて通ってくれなくなって、外へ出るのが怖くなるわけですが、そういう人混みを避けて外へ出るという手があります。人のいない場所へいく。自然の中へ帰っていく感じ。そして世界は安全であることを、少しでもいいから体験することです。自然の中に入っていきましょう。誰もいない場所へ行って、太陽の光のシャワーを浴びましょう。

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■まとめ

死の気分に憑りつかれそうになったときは、極力現実へ戻ることです。自分の感覚に立ち返ること。それには情報端末をもたずに、外へ出ることです。

すぐできることは、

  • 検索しない
  • 本を読まない
  • YouTubeをみない

しかし、日常的に被害感を感じる人は、外に出るのも難しいでしょう。その場合は、自然の中に入ってみることです。人のいないところへ行きましょう。

死の雰囲気に憑りつかれても、そこから浮上できます。情報を遮断して、感覚を取り戻しましょう。

Crystal balls on the sand and reflections on the seashore
余計なものを外すと、見えるものがある

Reference:

(*1)ジュディス・ハーマン:心的外傷と回復, みすず書房, 1999

それでも死の雰囲気から抜け出せないときは、ソレア心理カウンセリングセンター(埼玉県)へ

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