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ソレア心理カウンセリングセンター

2020.03.25(更新日:2020/04/29)  |こころカフェ(最新の心理学)

依存症から回復するための3つの視点【不適応、非定型、定型】



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・アルコール、薬物などの物質への依存
・ギャンブルや買い物、性(痴漢、盗撮、露出、セックス)、恋愛、インターネットなどの非物質(行動)への依存





などで、お悩みの方へ。





この記事では依存症を解決するための3つの視点を紹介しています。臨床心理士がお伝えするこの知恵は、のべ2万人の悩みを聴くなかで学んだものです。





・依存から回復するには?(当事者の視点)
・依存とは?3つの軸(治療者の視点)
・心理的に依存を見ると。3つのパターン(治療者の視点)





依存から回復するには?(当事者の視点)





精神科医の熊木徹夫氏によると(*1)、





・一人でできる無害な依存趣味を見つける
・近寄らない
・余分なお金は渡さない。
・火種は一生消えない(まず1年。安心は3年)





これらに注意しながら生活を送ることです。特に無害な趣味はできるだけ早めに見つけるようにしてください。例えば、パチンコ依存だった或る人は、バイクに情熱を見つけました。自分でメンテナンスをするようになって、余計な時間、ヒマな時間をそれに費やせるようになりました。





アルコール依存だった人は、いつも帰り道のコンビニでアルコールを買っていたので、帰る道を変えたそうです。コンビニのない道を通るようにした。そういう工夫はいくらでもできますので、あきらめずに考えてください。





またキビシイことを言いますが、依存の火種は一生消えないと自覚してください。少なくともカウンセリングは1年は必要、3年続いて安心できるかどうか、くらいのレベルだと覚悟してください。3年すぎても頻度は減ったとしても、継続していくことが必要です。





特に、覚せい剤の摂取、性的な犯罪行為をお持ちの方は、長いスパンを覚悟しておいてください。





この対策は、物質、非物質、両方に適応できます。





依存とは?3つの軸(治療者の視点)





・身体的依存
・精神的依存
・耐性





この3つで、依存について判断していきます。(*2)





身体的依存とは、それを止めると離脱症状、つまり禁断症状が出現することです。手がふるえたり、イライラしたり、落ち着かなかったり、口が渇いたり。





精神的依存は、欲しくて欲しくて仕方がない状態です。





耐性とは、長期に渡る依存物質の摂取、依存行為の継続によって、物質の量や行動の回数が、どんどんと増えてくることを意味します。





この3つの軸は、物質、非物質、両方に適応できます。





物質による中毒の例





モルヒネ、コデイン、ヘロインなどのオピオイド(麻薬性鎮痛薬)は、身体 +++ 、精神++ 、耐性+++ で、かなり依存度が高いです。





コカインは、身体-、精神+++ 、耐性-で、精神的依存のみ高いです。欲しくてほしくて仕方がないので、止められません。





覚せい剤は、身体-、精神+++ 、耐性++で、禁断症状はないのですが、欲しくて仕方なく、量がどんどんと増えていくので、それを買わずにはいられなくなってお金をどんどんと投入して破滅的な生活へ入っていきます。かなり怖い物質です。





非物質による中毒の例





非物質は、ギャンブル依存やゲーム依存(研究中)です。具体的な表がないので、だいたいの感覚で考えてみると、ギャンブルをやめるとイライラや落ち着きなさが出現します。





ギャンブルの日が近づくとやりたくて仕方なくなります。ギャンブルの回数が増えてギャンブル漬けにもなるでしょう。そこから判断すると、身体 ++、精神 ++、耐性 ++ くらいでしょう。結構、怖い状態ですね。





ゲーム依存もギャンブル依存に準じていいのかもしれませんが、まだ研究中ですのでなんとも言えません。





心理的に依存を見る、3つのパターン(治療者の視点)





ギャンブル依存を例にとって、3つのパターンで見ることができます。





・不適応行動→自責感のないギャンブル
・非定型嗜癖→ボーッとするためのギャンブル
・定型的嗜癖→興奮を求める病的ギャンブル





不適応行動というのは、脳機能に障害のある軽度知的能力障害や、発達障害の人々の行動を指します。精神年齢的には10代でストップしている発達状態です。こういう人にはSST(社会スキルトレーニング)つまり大人のしつけが良いでしょう。がっちりと練習をする感じです。





ゲーム依存というものが10代向けだとしたら、このSSTをやることになるでしょう。
精神発達が成人期まで達している人のゲーム依存は、次の非定型、定型を参考にしてください。





非定型嗜癖というのは、被虐者つまり愛着障害の人々です。こちらはカウンセリングで対応していくことになります。依存症の治療というよりも、愛着障害の治療になります。その途中で依存症関連をやるということです。





定型的嗜癖というのは、心理発達が成人期の人々です。こちらはカウンセリングもしくは認知行動療法が適応できます。





Reference

*1)熊木徹夫:ギャンブル依存症サバイバル, 中外医学社, 2015

*2)松崎朝樹:精神診療プラチナマニュアル, 2018

*3)高橋和巳:上級カウンセリングセミナー講義テキスト, 改訂3版, 2018





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