【失言を減らすには】口ぐせを1つ封印してみる|親子関係や発達障害へも効果的!

Female head statue, Parisこころカフェ(最新の心理学)
この記事は約9分で読めます。
ソレア心理学ゼミナールのYouTubeチャンネル登録はこちらをタップしてください。 (タップするとゼミナールの紹介動画が自動再生される場合がありますので、音量にご注意ください。)

・気がつくと、口が勝手に変なことをしゃべっていた。
・気がつくと、否定的なことをしゃべって、相手を不快気分にさせていた。

そんな失言癖(クセ)を持って生きているあなたに、何かのヒントになればと思い、記事にしました。この記事のポイントは、

  • なぜ失言をするのか、失言の原理を解説します(前半)
  • 具体的な、たった1つの失言回避策を解説します。(後半)

■人はどんなときに失言するのか―失言の原理

Female head statue, Paris
あ、やっちゃった…

失言はなるべくなら減らしたいもの。失言しないためには、どんなときに失言するのか、まずは【失言の原理】を考えることです。次のようなツイートをしています。

【失言しないためには?】①失言するときは、こころが【今】にいないことが多いです。過去や未来に引き寄せられています。まず過去や未来から【今】に戻すことです。②失言したときの自分の気持ちを細かに見直すこと。誰かへの怒りや、認められて嬉しかったりがあるかも。そんなとき失言しやすい。

今に集中していないと、過去や未来のことがフラフラとあなたのこころの片隅にやってきて、それに気をとられてしまいます。この【何気に気をとられているとき】失言しやすいのです。

例えば、音読していて別のことを考えていたりすると、読み間違いとか読み飛ばしをしますね。失言ではありませんが、読むことに失敗しているわけです。

失言は、もっと能動的な失敗ですね。配慮のない行動を取ることです。どうして配慮がなくなるのか?それは周りの雰囲気に流されてしまっているからです。感情が浮ついているからです。感情が異様な高揚状態にある。

失言したとき、自分がどんな感情でいたのかを、あとから確かめてみるといいですよ。怒りの場合は分かりやすいですね。怒りが増大して、言わなくていいことまで言ってしまった。感情が決壊して、言わなくていいことまで言ってしまった。誰しも経験していることですね。

しかし、喜びの感情はなかなか分かりづらい。嬉しくて、嬉しくて、それで失言する場合もあるのです。まぁ、ノリで失言したですむならいいのですが、嬉しさが飛びぬけてハイレベルになっていると失言して、失敗して、人生に大穴を開けてしまうことだってあるのです。

これは、【感情が大きすぎると失言する】可能性が高いということです。そうすると、【適切なレベルの感情】がいいということになります。そこまでは分かりますが、どのくらいのレベルの感情なら「適切なレベル」といえるのか?この答えはありません。あったところで、感情自体はコントロールが不可能なものなので、意味がありません。では、どうしたらいいのか?

フラットな状態というのがあります。ニュートラルともいいます。適度な高揚、中庸って言葉もあります。そこを目指すことになります。では、その方法は?

◇今に生きる|親子関係や発達障害へも有用

Man using a musical instrument statue, Paris
遠くを見るのでなく、近くを見る。

まず、ここから始めることです。失言の原理が分かったので、次の具体的な方針へ移る前のステップとして、生きるスタイルをここにシフトすることです。【今に生きる】とは、未来や過去のことから離れること。今の感情のレベルのままでいいですから。今に集中することで、失言に結びつくような異様な高揚は押さえられていくでしょう。

特にADHDの人は、この高揚感が必ずあります。そのために結構失言を繰り返します。

裏を返せば、異様な高揚をしていないときの失言っぽい発言は、「天然」ということで割り切っていいです。注意するべきは【異様な高揚感】です。

  • 大人のこころになっていると、失言は理性で抑えられる。でもこころが思春期のままだと、失敗もある。
  • 親子関係でも「今」は大切。ともすると親は子どもの過去のことを言い出したいものです。昔のことを話しそうになったら「今」「目の前」の子どものことを見ましょう。

このことは肝に銘じておいていいでしょう。

◇治療トラウマと失言と傾聴

治療トラウマとは、治療に来ているのに逆に治療者に傷つけられたことを指します。治療者も率先して傷つけようとしているわけではないのに、どうしてこういうことが起きてしまうのでしょう。

  • 傾聴ができていない
  • 経験が浅い

この2点は大きいでしょう。経験が浅いというのは分かりやすいですね。だからカウンセラーは力量のある経験豊富な人がいいというのも納得です。

しかし【傾聴の足りなさ】を自覚しているカウンセラーはどれほどいるのでしょうか。案外、見落としているポイントではないでしょうか。カウンセリング・ルームという相談の場では、雑談1つに至るまで細かな配慮が必要です。

相談者がドアを開けてカウンセリング・ルームから出ていくまでのカウンセラーの立ち振る舞いまで、相談者は影響を受けているのです。つまり雑談も、単なる雑談ではないのですね。

セッション中も、助言をする必要があると感じた場合は、十分に言葉を選んで助言や感想をフィードバックする必要があります。そのためにはカウンセラーが【今・ここ】に集中していなければなりません。そのためには傾聴が必要なのです。

カウンセラーのこの事実は、一般の人が他者と会話するときにも応用できます。日常会話ではずっと緊張しているわけではありませんが、十分に傾聴できていれば失言することも少なくなるでしょう。

■1つだけ使わない言葉を決める

どういうこころでいると失言をしないでいられるか、という一番大切なことをお話しました。ここではもう少し具体的なやり方を解説します。

失言しないために、一般的には下記のやり方が推奨されているようです。

  • できるだけしゃべらないようにする
  • ネガティブな言葉を減らす
  • 相手の気持ちになって考える

うーん、どれも結構、難しそうですね。身につくまでにストレスで挫折しそうです。私の体験談ですが、下記のやり方は結構いいと思っています。ツイートをご覧ください。

◇失言を導く言葉その1:基本的に

Bearded man statue, Metropolitan museum of art
あなたにとって失敗と思える言語を封印

【失言を減らすには?】できるだけしゃべらないようにするとか、ネガティブな言葉を使わないとか言われますが、一番シンプルで効果的なのは、話したくない言葉、自分で封印したい言葉を何かひとつ見つけて、それを半年くらい実践する。というのがおススメ。私は以前【基本的に】の使用を封印した。

失言とはクセです。失言癖と考えていいのです。クセなら、そのクセを修正することですね。行動療法です。自分の話すクセをまず考えてみてください。私の場合は、「基本的に」という言葉のクセでした。

「基本的に」という言葉は、相手のいうことを肯定しているようで、否定や批判に持っていくときに使いますね。議論していて、「あなたの言うことは基本的には正しいね」という感じで使います。この言葉のあとには、【正しいけど、僕はそう思わないよ】という否定が続きます。

肯定するとみせて否定する。このやり方は、自分的には居心地が悪く、肯定するなら、きっちりと肯定してあげたい。批判するときは、ちゃんと批判したい。そんな想いがずーっとあって、1つの手段として、私の辞書から「基本的に」を消しました。

そうすると、自分の気持ちや思考がすっきりと相手に伝えられるようになり、自分もすっきりしました。半年くらいやっていると、その文法も板についてきます。そうしたら、少しずつ「基本的に」を辞書へ戻しても平気です。一生使わないのも不自由ですから。

この1つだけ使わない単語を決めて、半年くらい実践するやり方、結構効果的です。これを封じてしまうというのも、かなり話す文法や言葉が変わりますよ。

◇失言を導く言葉その2:でも

「でも」という言葉、けっこう使いますね。「でも」とか「しかし」は、反対のことを主張するときや、言い訳をいうときに使う言葉です。あなたは〇〇〇、でも私は▽▽▽。用法は「基本的に」と同じですが、こっちのほうが頻繁に使う言葉ですね。

「しかし」を使わずに反論をするには?頭をかなり使います。そうやって使っている間に失言する機会を逸してしまう効果もあるようです(笑)。

具体的には、相手のいうことを十分に肯定してあげないと、自分の反論を繰り出せないことになります。肯定しつつ、そこに別の意見の要素を入れながら、グラデーションをつけながら、自分の意見へもっていくという、かなりまどろっこしい道を通ります。

しかし、(ここでしかしを使ってます!(笑))この作業が、あなたの言動の質を変えていくのです。半年、とにかく封じてみましょう。

◇失言を導く言葉その3:ゴメンね

これは失言ではありませんが、親子関係でよく使われる言葉ですね。親が子どもに「ゴメンね」と言います。何か親が失敗してしまって言う「ゴメンね」はいいのですが、実はそうでない場合も多いです。

例えば、子どもが母親の代わりにポストから郵便物を取ってきてくれたとします。このとき母親は子どもに対して何というでしょう?
「ありがとう」ですね。でも、ここで自尊心の低い母親の場合、「ゴメンね」と言ってしまうときがあります。

ゴメンねと言われると、子どもは「まだまだ努力が足りないんだ」と思ってしまいます。「もっと頑張らないと」と思ってしまいます。自分を責めることも。それがループしてしまって際限がなくなります。
ここでありがとうと言われると、自分の行動が完結して満足します。母親から感謝されて安心します。自分を責めることはありません。

この例は分かりやすいですが、子どもに「ゴメンね」と言ってしまう状況はたくさんあります。子どもの予定をずらしてもらったときなども、ありがとうです。「ゴメンね」が口をついて出そうになったとき、ちょっと一呼吸おいて、

  • ありがとうに変換できないか考えてみましょう。
  • どうしてもゴメンねを使うときは、ありがとうとセットで使えないか考えてみましょう。

■失言しないための1つの口ぐせ

そんな魔法の言葉があるのでしょうか?魔法はありませんが、ライフスキルを発動するための言葉はあります。ライフスキルとは、ゾーンのような状態に入るためのもの、認知の暴走から離れたところにあるものです。ちょっとわかりづらいですね。

私たちは結果まみれの世界に生きています。それは学業でも仕事でもそうですね。ここから離れることはできません。そのためいつもストレスにさらされて、十分にパフォーマンスを発揮できない状態を生きています。それどころか、うつになったり、不安が増大したり、精神的なダメージも受けているのです。

この認知の思考の暴走を止めるために、もう1つの思考があります。それがライフスキル。ライフスキルの詳細は関連記事を張っておきますので、興味のある方はそちらもご覧ください。そのライフスキル的な言葉を紹介しておきます。それがコレ↓↓↓。

  • 一生懸命を楽しもう

▼関連記事
【ライフスキル・フロー術】こころを軽やかにして、生きるバランスを取ろう!

■まとめ

A historical statue from the roman period,Turkey

失言は、今に生きていないからするものでした。今に生きていると、失言する可能性のある異様な高揚感からは離れられます。

具体的な方法として、自分の失言ワードを見つけて、それを半年自分の辞書から消してみる、それを使わないということを実践してみることです。具体例として、「基本的に」や「しかし」を封じた体験談をお話しました。

失言が減ると自由になれるかもしれません。あなた本来の良さが出現する可能性があります。

なかなか失言クセが直らない場合は、ソレア心理カウンセリングセンターへ

この記事が気に入ったらフォローお願いします
タイトルとURLをコピーしました