宮城県の川崎町で獣医をしている50代の獣医さんの新刊です。
この本に書かれている大きなメッセージは、「1匹を助けるために1000匹を殺すことになる。だから覚悟をもって1匹を救ってほしい。」ということ。
ドッグフードやキャットフードは命の塊で、そこには死んでいく動物たちの叫びが詰まっているのです。そしてペットの犬猫は、その動物たちの叫び声を食べているのです。
自分より猫の命が大切という人の話
皮膚アレルギーのひどい猫が、どこの病院へ行っても治らないのですが、この獣医さんに巡り合います。川村先生はその治し方を知っているのです。そしてさっそく、飼い主に治し方を教えます。それは、
生き餌を与えることでした。
爬虫類なら生きた魚を与えるのはよく見ますが、生き餌は動物にとっては大切な栄養源なのです。そこには動物たちを生かす力が詰まっているのです。
実験用の無菌マウスを手に入れて、繁殖方法を教えます。次にマウスの安楽死の方法を教えて、猫に与えます。
そうやって飼い主は安楽死までの作業をやるわけです。これは覚悟がないと、なかなかできないことです。この人は、自分の命より猫のが大切なので、それができるわけです。母が子を助けるために、自分の命を投げ出すというのと同じことなのでしょう。
星雲社という出版社から出ています。
安全な空間の中で傾聴され、自由に葛藤を話して整理したいときは、ソレア心理カウンセリングセンターへ。
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