この記事は、瞑想歴50年の臨床心理士が、毎日を健康に生きるエッセンスをお伝えします。今回は俯瞰とマインドマップの話をします。
論述式テストが苦手な人はいるでしょう。またレポートに四苦八苦している学生や社会人の方もいますね。資格試験の勉強もしんどいですね。結論をいうと、そんな方にはマインドマップをおすすめします。
ただ、最近のマインドマップは、本来のやり方とずいぶんと違ってきているので、本来のやり方(1980年トニー・プザン方式)から発展させた私のマップを紹介します。
お前のが変だ!という声も聞こえますが、マインドマップの一番大切なところは【シナプスをつなぐ】ことなのです。この記事で【NEW CONNECT】と紹介した部分です。俯瞰していないとシナプスがつながりません。
この記事を読むと、マインドマップって、こんなやり方でいいんだ!と思えるようになります。これまで凝り固まっていたマインドマップ伝説が解け去るでしょう。
自分でアイデアを出すときも使えるし、講義をメモするときも使えます。私は、研修のメモなどはマインドマップですので、このやり方をすると、知識の定着も良いですよ。おススメです。
■マインドマップは整理するツールではありません
次のようなツイートをしています。
マインドマップは思考を階層化するツールではありません。アプリの動きをみると、なんだか階層化ツールのように見え、本来のマインドマップの実力がアプリ化されているとは思えません。マインドマップの神髄は何かということを近々動画で紹介します。マインドマップはアプリでなく紙でやるのがよさそう
— しのぶ@ソレア心理 (@soleapsy) August 10, 2020
マインドマップは思考を階層化するツールではありません。アプリの動きをみると、なんだか階層化ツールのように見え、本来のマインドマップの実力がアプリ化されているとは思えません。マインドマップの神髄は何かということを近々動画でご紹介します。マインドマップはアプリでなく紙でやるのがよさそう。
紙でやるといいのは、紙の上には絵も描けるし、思いもよらぬ展開もできるからです。後で説明する、マインドマップでは最も重要だと思われる【NEW CONNECT】がいとも簡単にできてしまいます。これでやると忘れないですよ!
これから紹介する私のマインドマップをみてください。メンタリストDaigoさんの20分弱のYouTubeを一枚のマインドマップにまとめました。
▼メンタリストDaigoさんの関連動画
忙しくても時間が余る!インテル元CEOに学ぶ時間管理術 (By Daigo)
ここで注目してほしいのが、【TAKAMA THINK】(黄色マーカー)と【NEW CONNECT】(赤マーカー)です。特に、赤マーカーが重要です。あっちとこっちの概念をコネクトしているのです。ここが新しいシナプスです。これを描けるかどうかがマインドマップを創造的に使えるかどうかの分かれ道になります。
黄色マーカーはマインドマップを作りながら、私が考えたものです。
実際は黄色マーカー、赤マーカーは記入しません。重要なポイントをマーカーするだけです。今回は、どのように考えながらマインドマップしているのかを明確にするために、あえてマーカーしました。特に、【NEW CONNECT】をマスターしてほしいので。
■ノートに書く→成長させる
実際は、私はB5のノートを買って、それを横にして、このマップを描きます。90分の講義の場合、数ページになります。マップは4~5枚程度でしょうか。また、マップ間を連結させてもいいのです。
そしてマップのノートは何度も見返すことができます。図式化されているから、何度でも見返しして、必要ならあなたの新しい知見【NEW CONNECT】を連結して成長させましょう。
■まとめ
私は大学院(臨床心理学)のときのノートはすべてこの方法で取りました。修士論文もこのノートを何冊も使って、思考の整理と創造を繰り返しました。
私は物理学出身ですが、物理でも使えると思います。当時はまだトニー・プザンの本が発売されていませんでしたので、普通のやり方でノートを取っていました。
この【NEW CONNECT】は、自分の思考方法を俯瞰していないとできない部分ですので、マインドマップはフローやゾーンの技術に近いものなのです。