・目標って達成できなかったら落ち込むし、目標って必要?
・ 定年を迎えて目標を見失った
・夢や目標が必要と言うが、私にはそれらがなく彷徨っている
現代を生きるには、【目標】が一つの大きな山となって立ちはだかります。学校でも社会でもそれは同じです。目標が達成できないという不安や恐怖にさいなまれる時代になったと言っていいでしょう。そんな時代をどう生きればいいのか?
この記事は、のべ2万人余りの悩みを聴き続けている、マインドフルな臨床心理士が学んだことを中心に、最新のゾーン心理学から解説したものです。
この記事を読むことによって、目標の達成について悩んでいる方には新しい指針となるでしょう。その結果、目標を意識せずチームに貢献できるようになります。
■目標を持たないこと、鳥の視点で。
次のようなツイートをしています。
ついていると思うことがあります。そのときあなたはゾーンに入っています。運気が上がっています。このときは、物事を選択して決断するというパフォーマンスが最高潮になっています。だいたい選択したものがツボにはまってうまくいくのです。この決め手は【目標をもたない行動】。動画で解説します。
— しのぶ@ソレア心理 (@soleapsy) July 23, 2020
ついていると思うことがあります。そのときあなたはゾーンに入っています。運気が上がっています。このときは、物事を選択して決断するというパフォーマンスが最高潮になっています。だいたい選択したものがツボにはまってうまくいくのです。この決め手は【目標をもたない行動】です。動画で解説します。
目標をもたない行動とは、結果から離れているということ。つまり全体を俯瞰(ふかん)していることです。風の吹く方向を見ながら俯瞰する。この俯瞰というスタイルがゾーンに入る決め手だからです。
目標というのは【結果】です。成果主義です。私たちは、10代から受験という成果主義の世界にさらされて生きています。人によっては小学校に入る前からこのシステムへ放り込まれます。どんどんと知識をふくらませていく【足し算】思考の世界です。
この【結果】にしばられている習慣が、私たちのパフォーマンスを落としているのです。
では、具体的に、どのように俯瞰するのか?どのように選択と決断の質をあげていくのか?
- 受験脳(業績脳)から離れることです。
- 最適解とか結果を求めて行動しないこと。
- ジャッジを捨てて、「観る」こと。観るとは、物事を知るということです。ソレアのURLである solea me とは自分を知ることです。自分を観ることです。それと一緒です。
- 良いこと(=結果)をしようと思わないこと。
- 観る (Bird’s-eye) →気づく、そして行動 (Action) →その結果をまた、観る (Bird’s-eye) 。BAサイクルを回していきます。
- コツは、風の吹いてくる方向が分かっていること。(ポイント=結果ではなく、流れの方向)
- 受験脳(業績脳)を働かせないようにすること。つまり「その結果をまた、観る」とき、何かの判断を持ち込まないこと、ジャッジしないこと。
- もっと具体的には、改善しようとしないことです。仕事でよく用いられるPDCA (Plan-Do-Check-Action, 計画―実行ー評価ー改善)サイクルから離れることです。
【BAサイクル】は、評価や改善というところからは離れています。あえていうなら観る (Bird’s-eye)にそれは含まれています。だから囚われない。
目標をもたずに行動すること自体は怖いことで、ものごとが取っ散らかる原因になると思うでしょう。そのためのBird’s-eyeです。アホウドリになること。受験脳(業績脳)からの卒業です。アホになりましょう。
▼【フロー・ゾーン入門編】能力を最大限に発揮するための極意!
(改訂:2020.07.27)