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ソレア心理カウンセリングセンター

2020.01.31 | パーソナリティ障害(情緒不安定・自己愛)

【波乗りジョニー】感情の波に乗る★感情コントロール 認知行動 さいたま






感情は波乗りです。コントロールではありません。感情をコントロールするのは、原子炉から制御棒を抜いてしまうことと同じことです。制御不能になります。コントロールではなく波乗りなんです。そのイメージで相談者に向き合ってみてください。





波乗りジョニー





サザンオールスターズ2001年のヒット曲です。というか、サザンというより桑田の単独楽曲らしいですね。ファンには怒られそうですが、そのへんの区別がよく分からない私です(笑)。歌の内容は、サーファーとその彼女のひと夏の物語ですね。





波乗りというと、山下達郎のBig Waveもあります。映画音楽です。超巨大な波に賭けた男たちのドキュメンタリーです。達郎の音楽も冴えわたります。素晴らしい。





今回は、感情のコントロールの話ですが、それを説明するのに、この波乗りの例えは最適だと思っています。





コントロールではなく波乗り





感情は、不安、怒り、恐怖、悲しみ、絶望などがありますが、普通の人はそれらがフラットなんです。どこかが特別に極端に高いということはありません。日々の生活を送る中で、その一つや複数の感情が刺激を受けて波立つことはあっても、荒れ狂うほどにはなりません。しかし、カウンセリングに来る人々は、これらの感情がフラットではなく、どれかがBig Waveになっているのです。





特に、怒りの波と恐怖の波が、高層ビルのように大きくなっていたりします。このような感情であっても、カウンセリングを経過していく中で、他の感情と even 同じくらいになってきます。





そうなるとサーファーが波乗りするのに最適な波になります。どこかが特別に高いと、そこに突っ込んでいくだけで、波に乗ることができません。濁流にのみ込まれて滅茶苦茶に揉まれて溺れてしまいます。息ができなくなるのでパニックにもなります。死にそうになります。





しかしこれらの高層ビル程の高い波がレベルダウンして、他の感情と同じくらいの高さになると、波を乗り継いでいけるのです。





よく勘違いされるのですが、怒りがなくなるとか、恐怖がなくなるとかはありません。それは感情ですから、なくなっては困るのです。感情は生物(なまもの)ですので無くすことは不可能なのです。同時にコントロールすることもできません。感情は認知よりもパワーが絶大ですので、それを思考でコントロールすると、必ず反撃にあってしまって認知を吹き飛ばしてしまいます。





怒りをコントロールして鎮めようとすると、小さな波が暴風雨のように成長してしまいます。感情は抑えようとするとより強大になってしまうというやっかいな特質があるからです。感情のエネルギーは思考の数十倍にも及ぶでしょう。





カウンセラーが相談者の怒りをコントロールすると、相談者の怒りは大爆発を起こす。そこをよく理解しておくことが必要です。それにはカウンセラー自身も自分の感情が分かっていることです。その移ろい(波乗り)を理解していることです。そこで初めて波乗りできる良いサーファーになれるでしょう。





感情を感じていないのではなく、感情のフラットな部分に乗っているのです。そのためには感情というものをコミットしていく、排斥しないこと―これが良いサーファーの条件の一つでしょう。感情はちゃんと感じています。けれど、それらのレベルはフラットなので波に乗って行ける。





こういう波を作っていくことが治療のコツになります。そのためには相談者の気持ちをいかにちゃんと聴いて肯定していけるかが分かれ目になります。傾聴ですね。感情をフラットにするためには必要な技術です。





感情のコントロールがうまくいかない人のご相談は、ソレア心理カウンセリングセンターへ。





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