瞑想には次の2つのカテゴリーで分類できます。
- 普通の静かな瞑想(passive瞑想)
- にぎやかな瞑想(active瞑想)
また次のカテゴリーで考える場合もあります(*1)。HSP (Highly Sensitive Person) の提唱者、アーロン博士は50年、TM瞑想をやっているそうです。HSPにはTMがとてもいいそうです。
瞑想の種類 | passiveか?activeか? |
集中瞑想(禅) | passive / active |
マインドフルネス(自己客観視瞑想) | passive |
超越瞑想(TM、セブンテラス、アクティブ瞑想) | passive / active |
そのにぎやか系瞑想の代表であるカメ ハ メハ瞑想のお話しです。やり方は非常に簡単です。両手でおにぎりを作るようにするだけです。この手の間に気が充満してくるように練るわけです。
いや、練るというのは単なる言い回しにすぎず、出てくるというほうが自然でしょう。何か人為的なことをしているわけではないのです。気が手のひらから出てくる。それを伸ばしたり縮めたり。手のひらに感じながら動かしている。これが練ると言われる所以なのでしょうか。
だいたい1回20分程度やって、これを一日に3セットやります。朝、昼、晩というところでしょうか。これを3~4か月ほどやると気が練られている感じが分かるようになると思います。個人差があるので標準としてこの期間を言っていいのかよく分かりません。私はこのくらいかかったということです。
そしてしつこく2年くらいやると、気も定着してきます。
慣れてくると片手でもやれます。
ここまでくると(いやこなくても)、気を練りながら、自分の上半身(前頭葉など)がボーッと気持ちよくなっていることに気がつくでしょう。これが自己ヒーリング。ここまでがActive瞑想、にぎやかな瞑想と思ってください。これはカウンセリングをやりながら、相談者の話を聴きながらでもやれますが、本当に必要なときだけやりましょう。やはり瞑想しながら相談者の話を聴くということは、居眠り運転のようで推奨できません。
ただ緊急事態のときだけは使っていいでしょう。どういうときが緊急事態なのかは、カウンセリングをやっていらっしゃる方にはお分かりと思うので、ここでは述べません。
この自己ヒーリングを他者へ応用したものが遠隔ヒーリングになりますが、ここからはずいぶんと怪しくなり(笑)、ソレア心理カウンセリングセンターのブログの守備範囲を超えますので、うやむやにしておきましょう。
カメ ハ メハ瞑想というだけで、ずいぶんとふざけているようですが、そのくらいがちょうどいいのではと思います。
【注意】治療者のためのマインドフルネス2019でダウンロードできるファイルには、マインドフルネスの習得について、3つの本を紹介しています。ハコミセラピー、老子、風姿花伝です。これは専門家がマインドフルネスの真髄を知るためのものですので、単純にカメ ハ メハ瞑想を取得したいだけなら、読む必要はありません。
Reference:
(*1) Aron, Elaine.The Highly Sensitive Person: How to Thrive When the World Overwhelms You, 1996