【PTSDからの回復のポイント】葛藤と行動の深遠な関係

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この動画で話している「来るべき世界」とは、葛藤が消滅して行動になる世界です。これは幸せの方程式ともいえるものでしょう。PTSDからの離脱理論でもあります。

来るべき世界、手塚治虫

「来るべき世界」は、ウェルズの小説や手塚治虫のマンガで有名ですね。手塚のマンガは1951年なので、私が生まれる前ですのでリアルタイム経験ではありません。鉄腕アトムはリアルタイムです。ウェルズの小説も1936年です。遥か昔の物語です。

これらの映画やマンガの the next world の描き方はダウンしていく方向、つまり来るべき世界は怖い世界だよという話です。手塚のマンガは原爆の話ですから。今回の the next worldはアップしていくこと、つまり回復していく話です。

葛藤と行動

三角形は私がよく描く図形です。△を描いて真ん中に一本線を横に引きます。今回の話は、この下のほうの葛藤と、上のほうの行動です。来るべき世界とは「行動」のほうです。カウンセリングでは葛藤を繰り返していくと、つまり十分に話すことができると、葛藤は消滅します。自分で葛藤の先に気がつくのです。葛藤の先とは、△の上のほう「行動」です。

ここは死と再生も絡んでいます。以前の動画で説明したように、葛藤の消滅とは、いったん死ぬことでした。

タロット占い★カウンセリング過程 死と再生

死ぬとは葛藤を十分に話すこと。すると次には行動が来るのです。

相談者は、消えたい、逃げたいという葛藤の話を延々とします。その後で、分かってもらえたと思うと、次の「行動」につながります。十分に分かってもらえると、自分で分かっていくということです。受け身ではない、消えたい、逃げたいと言ってられないと気がついていくと、自分が分かっていくことになります。

この行動は、積極的に世界と関わることですので、PTSDから離脱するときに必要な状態ともいえます。その行動によって、日常生活へ回帰することができるようになります。単純なPTSDだけではなく、無数の複雑性PTSDも、愛着の回復も同じことができます。

葛藤を十分に話して、分かってもらえたと思うと、行動ができるようになります。行動に移行するまでは時間がかかりますが、焦らずにやっていきましょう。

安全な空間の中で傾聴され、自由に葛藤を話して整理したいときは、ソレア心理カウンセリングセンターへ。

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