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ソレア心理カウンセリングセンター

2020.11.18(更新日:2020/11/22)  |愛着とトラウマ(虐待)

ストップ!負の連鎖を断ち切って【母の呪い】から自立するために



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・子育ての途中で気がついた。母親の嫌なところが自分にもあった。反面教師にしてきたのだが、唖然としている。
・母親から受け継いだ考え方が抜けない。負の連鎖だ、まるで呪いをかけられたようだ。
・母からの負の遺産をどうしたら清算していけるのか。子どもたちへの影響が心配だ。





そんな悩み(不安)を持って生きているあなたに、何かのヒントになればと思い、記事にしました。この記事のポイントは、





  • 母親が自立していないと、それは呪いとなって伝染する。そこから抜け出すためにこころのトレーナーがいる。(前半)
  • その呪いを断ち切るには、自分の感情を取り戻すこと。それは母親が生きている間に決着をつけよう。(後半)




■自立していない母親の呪いは世代間連鎖する





Scanning Negatives
幼少期のモデルが あなたを しばる




母親との関係が抜き差しならない人は一定数います。彼らは、子どものときはそれほど苦しくなかったかもしれません。しかし思春期に入って年齢を重ねていくにしたがって、違和感に気がつく人もいます。その違和感は、人生を生きていく上で排除したい、嫌なものですが、それに気がついたということは、そこから抜け出せる道のスタートラインについたということです。次のようなツイートをしています。






母親に「逃げるな―」と精神的に追いかけられているときほどホラーなときはないでしょう。貞子の比ではありません。横溝の映画に出てくる呪いはすべて母親の呪いとみれば、納得がいくでしょう。こういうときは戦っては殺られます。逃げるが勝ちです。日頃から心の筋トレで、心の脚力を鍛えておくこと。






追いかけてくる母親は自立していません。【かまってちゃん】なので、自分が追いかけていることさえ気がつきません。追うほうも必死ですが、追われるほうも必死になります。ゾンビに追われている気分なので、そこらへんのホラー映画を見るよりもホラーです。呪いを感じる瞬間です。





  • 例えば、頼んでないのに、車で朝晩の送り迎えをきっちりとやっているお母さん。
  • 結婚しても、月に何度も自宅へ押し寄せて、許可してないのに台所に立つお母さん。
  • 子どものやることを待てずに急(せ)かすお母さん。中学生になっても(無意識的に)手取り足取り。
  • 子どもが悩みの相談をしてきても、話をはぐらかして、適当にお茶を濁してその相談から(無意識的に)離れようとするお母さん。
  • 子どもの感情を受け止めるのが(無意識的に)怖いお母さん。
  • 子どもの表情を見ずに「もっとできるよ!」と励まし続けるお母さん。
  • 子どもに向かって「私、死にたいわー」と囁くお母さん。
  • テスト見て「100点じゃないね」とつぶやくお母さん。




これは父親も同じですが、どうして母親がクローズアップされるかというと、だいたいの場合、子どもは愛着を母親と結ぶからです。その愛着の絆を通して、世界のことを学んでいくからです。モデルは母親が多いからです。





上のような行動はすべて【呪い】です。そして(無意識的に)と書いたように、これらの行動を意識せずにやっているのです。だから直しようがありません。この行動は、心理学的にみると【自分の葛藤が見えていない、葛藤するのが嫌なので都合よく回避している】ということ。





そしてこれは呪いなので、他者(自分の子どもたち)へ伝染します。ホラー映画の呪いは家族代々続きますね。あれです。子どもにとってはイヤな話ですが、【世代間連鎖】するのです。自分にも、自分の子どもにも、それは連鎖するのです。なぜ連鎖するのか。それはそこに不完全ながら愛着の絆が存在しているからです。虐待は連鎖しませんが、この呪いは愛着の絆を通って連鎖するから、やっかいなのです。





「この呪いは幻想であって気をしっかり持て」という心理学者もいるでしょ。ポジティブ心理学派とかアドラー心理学派の人々です。世間の半数以上の人はこの呪いを知らないので、この主張にも納得します。しかし、この呪いが存在することは事実なのです。この呪いによってこころは激しく損傷します。未来を見失う人もいます。





あれほど嫌で、怖くて、呪いから逃走していたのに、普通に生活していると、気がつくと呪いにつかまってしまっています。気がつかないうちに、それに侵されているのがこの呪いの怖いところです。ここから逃げるためにはどうしたらいいのでしょうか。どのように逃げる脚力をつければいいのでしょう。こころの筋トレとはどうやってやればいいのでしょう。





◇こころの筋トレ





この呪いにかかっている人の特徴は、次の通りです。これらを改善していくのが、【こころの筋トレ】です。しかし、これはとても難しいことに気がつきます。この筋トレは途中でやめたくなります。つらいから。また、筋トレにもトレーナーがついていると効果が出るように、こころの筋トレにもトレーナーが必要です。このトレーナーがカウンセラーです。呪いにかかっている人の特徴は、





  • 感情が極小になっている
  • 自己主張が極小になっている
  • ぶつかることができない
  • 責任が発生する場所で回避する




他にあげれば、もっとありますが、自己が育っていない感じです。ここを育てていかないといけないので、一朝一夕ではいかないのです。何ごとも、育てるというのは時間のかかるものですから。





たしかに早く改善したいと願うのはもっともなことです。しかし、よく言われるように、魔法の杖は存在しないのです。この呪いを解く特効薬はありません。いばらの道を行くことになりますが、そこを行きましょう。カウンセラーというトレーナーとともに、そこを歩いていきましょう。





■さあ、感情の冒険へ出よう!





Street graffiti
ようこそ!感情の旅へ




母親の呪いにかかっていると、【感情が極小になっている】ということを、こころの筋トレで解説しました。ここに気がつくと、あなた自身の感情の冒険が始まります。次のようなツイートをしています。






怒りの感情はやっかいですが、さみしさもそれに輪をかけてやっかいですね。どうしてやっかいかというと、この2つの感情はいとこ同士のようなものだからです。さみしさのルーツは怒りなんですね。だからさみしさのパワーも強大です。怒りとさみしさ。彼らが鎮まるまで私もここにいるでしょう。






感情を感じ始めると、まず認識するのが次の感情です。





  • いかり
  • さみしさ




この2つの感情は切っても切れないものです。まず怒りの嵐が吹き荒れて、次にさみしい嵐が吹き荒れます。この2大勢力を手なずけていくことが、呪いを手なずけていくことになります。呪いは解くというよりも、手なずけるんですね。【怒りとさみしさを手なずける】。感情を取り戻すのです。





そのためにカウンセラーの力を借りることは悪いことではありません。嵐の中の航海になるので、冒険間違いなしですが、難破する確率もかなり高いからです。さて、どのような航海になるのでしょうか。





  • ①まず強大な勢力の強い台風なみの怒りがやってきます。自分の怒りで自分も吹き飛ばされないよう、カウンセラーと一緒に進みます。ここでやってくるのは、親への怒りと同時に、自分への怒りも出てくるからです。この時期は長い。怒りに吹き飛ばされそうになりますが、耐えていきましょう。荒れ狂う激しい思春期を想像してください。あんな感じです。
  • ②次に怒りが燃え尽きる頃、さみしさがやってきます。深いさみしさに沈みます。抑うつの時間に入ります。キリキリと胸が切なく、オロオロとやるせない気持ちに翻弄されます。こんな冒険をさせるカウンセラーへの怒りも出てきます。カウンセラーはその怒りに飛ばされないよう持ちこたえましょう。
  • ③怒り⇒さみしさ⇒怒り⇒さみしさ、このようなサイクルが繰り返されます。果てしのない戦いのように思えますが、いつかここは抜け出します。凪の海がやってくるまで、相談者もカウンセラーも諦めないことです。




「いやー、こんな事実を知ってしまったら、冒険の航海など出たくない」そんな感想を持つでしょう。それはあなたがごく普通の感覚を持っていることを証明しています。出たくないですよね、そんな旅など。





それはご自由にどうぞ。ムリだなと思ったら旅に出る必要はありません。ムリをすることはないですよ。こころから自由になりたいという気持ちが出てくるまでは、スタートしないほうがいいでしょう。また年齢を重ねている方もムリはしないほうがいいです。大変な旅になりますから。





■親が生きている間に決着をつけましょう





Komainu/guardian dog
それをやるとき、それは今!




この感情の冒険を始めるタイミングはいつがいいか?それは【今】です。親が死んでしまう前に着手しましょう。下記のようなツイートをしています。






さみしくて母親(母性)を求める気持ちが鎮まらない人は、実母が生きているうちに実母への気持ちに決着がついて、さみしさが消えるといいですね。生きていれば、【江戸の敵を江戸で討てる】からです。死んじゃうと江戸が消失しますので、タイムマシンという非現実なガジェットが必要になり苦労が多い。「江戸の敵を長崎で討って」いても、それは不毛な戦いです。(ツイート改訂)






これまで母親の話をしてきましたが、これはもっと抽象化すると、【母性】ということです。母が幼少期に亡くなった方もいらっしゃるでしょう。または幼い頃、親が離婚して父親に育てられた方もいるでしょう。父親でも母性はありますから、今回の記事は母親というより、【母性】についての話なのです。





その母性に対して、不完全だった母性を埋め合わせするには、その母性と現実で向き合える状態がベストなのです。現実にその対象がいないと、結局は自分の中のイメージとの戦いになり、自分を追い込んでいくことになることがあります。





もし、そのような不毛の戦いになった場合、カウンセラーは適切に相談者を覚醒しつつ、相談を続けなければなりません。本人もカウンセラーも、それはそれで大変です。





戦争というものは、実際に行われるために、大きな代償を払うことになりますが、それによって決着がつくのです。母性をめぐる戦いも戦争と同じです。だから、この戦争を始めようと思うのは、大変なことですが、私たちカウンセラーは、その戦いを見続けるのです。途方もない時間が費やされようとも一緒にいることで、戦いはいつかは終わるでしょう。





その戦いは、勝敗がつくこともあるし、休戦協定が結ばれることもあるでしょう。





■まとめ





母親から精神的に追いかけられると、それは呪いのように子どもに伝染し続けます。子どもはそれをどこかで断ち切らねばなりません。それは大きな戦いになりますが、そのホラーな物語を終わらせるためにカウンセラーがいるのです。





この戦いは、自分の感情を取り戻す戦いです。これは嵐の中の航海になるため、決心がつくまでは始めないほうがいいでしょう。





また、この戦いは、親が生きている間に決着をつけるのがコツです。





母親(母性)からの呪いが解けて、あなた自身が晴々とした気持ちで、青空を見上げることができますように。





Man in the cave
いつか 光ある世界への扉が 開きますように




自分の気持ちが、母親に囚われてしまっている場合は、ソレア心理カウンセリングセンター(埼玉県)へ







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