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ソレア心理カウンセリングセンター

2020.10.26(更新日:2020/10/27)  |こころの発達と発達障害

【子育てに自信がない人へ】3つの時期があってそれぞれ対応が違う



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・子育ては大変で、自分の子育てに自信がない。
・管理職だが、会社での上司・部下の関係がうまくいかない。





そんな悩み(不安)を持って生きているあなたに、何かのヒントになればと思い、記事にしました。この記事のポイントは、





  • 子育ては3つの時期に分けられ、それぞれ子どもへの支援方法が異なる(前半)
  • 職場の上司・部下の関係を考える際も、子育ての支援方法が使える(後半)




■子育ての3つの時期と3つの支援方法





Baby feet in mother hands
ケアと見守りは支援の本質です。




子育てとは、乳飲み子を大人まで手塩にかけて育てることです。その時期は大きくわけて3つに分類され、その時期によって、対応(支援方法)が変わります。対応も3つあります。





◇【子育て3パターン】時期と支援方法





子どもが大人になるまでの20数年間を考えると、心理学的には大きく3つの時期に分類されます。





  • 乳幼児期:0~3歳くらいまで。イヤイヤ期あたり。
  • 学童期:12歳くらいまで。思春期に入るまで。成人の発達障害もここに入ります。ですから、成人の発達障害は、学童期への対応と同じと考えていていいでしょう。(注意:ASDと、通常域の知能をもったADHD/LDは除く)
  • 思春期:20代前半まで。




支援方法も3つの方法に分類され、上のそれぞれの時期で支援する方法が異なります。





  • 指示:何をするのかを指示します。
  • サポート・フォロー(見守り):どんな心持ちで支援するかです。見守っている感じです。指示した後は、見守っています。余計な口出しはしません。
  • ケア:積極的な見守りといえます。【お世話をして⇒見守る⇒お世話をして⇒見守る】この繰り返しです。




上を整理すると次になります。表をしっかりインプットしておきましょう。





child care and support
子育ての3つの時期と3つの支援方法




  • 乳幼児期:ケアのみ。愛着を形成する時期です。自立させようとするのはNGです。
  • 学童期:見守りもするが明確な助言もする時期です。親から倫理規範を譲り受けるうえで、指示と見守りは大切です。明確に指示を出して見守りを続ける。成人の発達障害に対しても、この姿勢です。また、後で述べますが、職場の上司の行動もこのあたりです。シンプルに言うなら、親が【リーダーシップ】を発揮していく時期です。
  • 思春期:20代前半まで。この時期は、見守り主体で何かを助言したりしません。見守ることのみ。これはカウンセリングと同じですね。見守っていれば、彼らは勝手に大人になっていきます。




◇子育ては1人じゃない





Seahorses; Cairns Aquarium,Australia
みんな で そだてる




こんな感じで親に育てられた子どもは、幼児→学童→思春期→大人へと成長します。いま子育て真っ最中の親御さんには、途方もなく長い年月のように思えるでしょう。それは、それでいいんです。





これらの時期、どこかでつまずくこともあるでしょう。そのときは孤立せず、周りに助けを求めましょう。子どもの愛着を作り、倫理規範を作るのは親の責任です。そこまで誕生から10年。その後の10年は見守っていればいいのです。この時間を、地域の中で生きることで、周りの人々と一緒に自分の子どもを養育していきましょう。あなたは1人ではありません。





■子育てからみた職場のハラスメント





Road sign; Children Playing
どんなときハラスメントになるのか?




子育てのパターンを考えると、職場のハラスメントについても何が正解なのかが見えてきます。





ハラスメントについては厚生労働省のサイトに詳しい説明(*1)があります。ハラスメントとは、いやがらせのことです。相手に不快な感情を抱かせる行為をすることです。2020年10月現在、次の3つの法律で禁止されています。





  • 男女雇用機会均等法で、セクハラ禁止
  • 育児・介護休業法で、マタニティハラスメント禁止
  • パワハラ防止法で、パワハラ禁止




職場のパワーハラスメントとは、①優越的な関係を背景とした言動、②業務上必要かつ相当な範囲を超えている、③労働者の就業環境が害されている、この①~③をすべて満たすものをいいます。しかし、心理学的にみると、もっと広範囲になります。法律ではそこまでのことは言及されていないけれど、これをやると心理的にパワハラになるよ、というラインを解説します。





先に示した表:子育ての3つの時期と3つの支援方法をご覧ください。リーダーシップは、学童期の対応と同じでした。つまり、指示をして+見守る。では、パワーハラスメントはどうなるかというと、





  • 指示はする
  • 見守りはしない。




この状態です。学童期で指示だけして見守りのない親がいますね。その親も子どもに対してハラスメントをしているということです。職場では指示は当然ですね。仕事を回すために指示はする。そのあとの見守りを忘れると、ハラスメントになります。管理職の方がくれぐれもご注意ください。





ちなみに、指示も見守りのない状態は、【放置・無責任】です。虐待用語でいうとネグレクトですね。ハラスメントより、心理的なストレスは大きくなります。





■まとめ





子育ては0~20歳くらいまで続きます。これらは、乳幼児期、学童期、思春期と3つの時期に分けられ、それぞれの時期の対応が異なってきます。





  • 乳幼児期は、ケアのみ。
  • 学童期は、見守りもするが明確な助言もする時期。リーダーシップと同じです。
  • 思春期は、見守り主体で何かを助言したりしません。カウンセリングと同じです。




これらの考え方は職場のハラスメントを考える際にも参照できます。つまり、指示はするが、見守りはしない、というのは、心理学的にハラスメントに該当するので要注意です。職場で必要なのは、リーダーシップ。





  • 指示を出して
  • 見守る です




子育てで迷うことがあったら、いつでも今回の記事に立ち返って、自信をもってあなたのやり方でやってください。子育てに正解はありません。





Pink Seahorses; Cairns Aquarium,Australia




Reference





(*1)厚生労働省: 職場におけるハラスメントの防止のために(セクシュアルハラスメント/妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント/パワーハラスメント), https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/seisaku06/index.html





子育て不安の強い場合は、ソレア心理カウンセリングセンターへ







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