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ソレア心理カウンセリングセンター

2020.06.05 |愛着とトラウマ(虐待)

臨床心理士が学んだ【自己紹介が苦手】な人の心理と4つのコツ



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・いつも自己紹介のときドキドキする
・楽に自己紹介できるようになりたい
・周りの人は上手に自己紹介やっているのに自分はできると思えない





こんな悩みをお持ちのあなたへ。





単に自己紹介が苦手な方と、紹介する自分を見つけることができない方とは、心理的な背景が違います。





それらを理解した上で、どうすれば自分を他人へ紹介できるのか、4つのコツを紹介します。ガイドの臨床心理士がお伝えする知恵は、のべ2万人の悩みを聴くなかで学んだものです。その4つのコツとは、





  • 自己紹介:対人緊張の方への処方箋
  • ここが本命!対人恐怖の方への処方箋、愛着もあり
  • 毎日、自分を確認する:自分に集中すること
  • こんなデバイスもあります




具体的なコツに行く前に、対人緊張と対人恐怖の違いをみていきましょう。





■対人緊張と対人恐怖は違う





First meeting
多くの人は、大勢の前で緊張します。それが普通




対人緊張は【人前で緊張する人】、だいたいが初対面で上がる人です。つまり自己紹介で緊張する人、自己紹介が苦手な人です。この記事の恩恵を受ける人々です。





それとは違って、対人恐怖は【人が怖い人】で、初対面は平気な人が多いです。初対面では親密度は限りなくゼロに近いので平気なのです。ですから自己紹介は初対面ですので大丈夫な人が多いのです。ただ、そういう人が多いということで、対人恐怖でも自己紹介が苦手な人も一定数います。





対人恐怖の中でも、脱抑制タイプでなく、反応性タイプの人は初対面でも辛さが全面にでるようです(2つのタイプについては過去記事を参照ください。)





自己紹介は自己開示である。どこまで自分を開示できるか?という考え方がありますが、自己開示というと何か大げさすぎて、よけいに緊張してしまいそうです。自己紹介と自己開示は別物と考えていいでしょう。





■自己紹介:対人緊張の方への処方箋





対人緊張の原因は、【自信がない、人の目が気になる】です。この解決策は、





・自分に過度な期待をしない
・自己紹介は、自分の実績を話す場ではない
・どうしてこの場にいるのかを話すと良い―学歴、趣味は話す必要はない
・出だしに、自分の弱みをみせるのも良い―「今とても緊張している」と話す
・面白い話より、人間性のにじむ話をする
・話す前に腹式呼吸を10回ほどしてみる
・上手に話そうとしない





■ここが本命!対人恐怖の方への処方箋、愛着もあり





(動画はここを中心に話しています。)





対人恐怖の原因は、【人が怖い】。初対面は平気だが親密になると臆病になる人です。こういう人は多分に愛着の悩みを引きずっています。対人恐怖のキーワードは【愛着】です。





Scared of people
対人恐怖は愛着の問題に集約されます~人が怖い




対人恐怖は自己紹介は大丈夫な人が多いですが、そうでない人も一定数います。





そのような人は、





・自分がない、お腹に自分が座っていない、
・お腹がスカスカに抜けているようだ、といいます。





お腹は丹田といって自分が凝縮しているセンターです。そこが抜けているのですから、何を話していいのか分からなくなるのも当然でしょう。紹介する自分がいない、というのはよく分かる話です。





・自分の生きている根拠が見つからない、とも話されます。





自分には雑多な情報がいっぱいあるだけで、信念というものがあるわけではない。塵(ちり)あくたしかない。





多くの対人緊張の人には自分というセンターは在って、お腹が抜けているわけではありません。ただ緊張して頭が真っ白になっているだけですから、話す前に数回深呼吸すれば、センターに自分という輪郭が見えてきて、自然と話せるようになります。





コツがあるとすれば、上手に話そうとしないことですね。それだけで自分が戻ってくるでしょう。ぜひ実践してみてください。





お腹が抜けている人は、それも難しいかもしれません。深呼吸しても何かが戻るかというと、そういうものがない。その場合は、





  • 周りを見てどういう話をしているか観察しましょう。




そして、それに合わせていく。合わせることが得意なので、その路線ではやれるでしょう。





  • 名前(フルネーム)
  • 所属
  • この場の感想




これだけを言う。しかし感覚を感じるのが難しいので感想も言えないかもしれません。それならそれでいいです。





普通の人は上手に自己紹介していますね。そういうふうにはうまくいきません。普通の人はよどみなく話せて、凄いなと思いますが、自信をもって仕事をしているわけですね。凄いです。





センターのない人は、何か感じたことがあるなら、それを言う。ズレるかもしれないですが、変なことではないでしょう。それも怖ければ、名前と所属だけでもかわまない。





名前と所属と感想。役に立ちました。期待して来ました。





これも自己主張で、難しいのですが、何か言わなければいけないのなら、適当にみつくろって、1分以内で切り抜けてください。実際、センターが戻ってくれば自己紹介できるようになってきます。





・最初の30秒をクリアすればいい。残りの30秒は、会場や会場周辺の雰囲気の感想でいいです。

・自分のキャッチコピーを作っておくのもいいでしょう。人間味や弱みのでるようなものだと最高でしょう。例えば「私は、精神科医の樺沢紫苑氏にネクラと言われた高間です。」(←これは本当の話です。15年くらい前でしょうか。心理職が多いところで話すとウケる笑。)この続きでネクラなエピソードを何か1つできるといいですね。無理はなさらずに。





センターを戻すためにカウンセリングが必要な場合は、カウンセラーに相談してください。自分のお腹がスカスカな理由の分かるカウンセラーを探して相談してみてください。





■世界の中心で愛を叫ぶ





片山恭一氏による2001年の青春小説です。読まれた方も多いのではないでしょうか。映画化されてセカチューという流行語も流行りました。





このように自分の中に中心を持っているというのは心強いですね。この中心がない人々もいます。つまり、世界の中心で愛を叫ばない人。





それが対人恐怖の人なのです。





話をもとへ戻します。





■毎日、自分を確認する:自分に集中すること





まずは自分を確認する作業を毎日練習します。方法はシンプルです。【丹田を感じながら、「私は高間しのぶです。」と発声する】これだけです。高間しのぶのところは、自分の名前に変えてくださいね。





自分の名前が自分の中心部に入っていくことを体感するためです。朝の起き抜け、頭がクリアなときにやってみてください。





■番外編~こんなデバイスもあります





手のひらの中で、一定のリズムを発生する【オマモリズム】というバイオフィードバック装置があります。





これは以前紹介した muse と同じ系統の装置です。(過去記事参照)muse は自分の脳波波形を見てその波形に合わせようとするための脳波計です。





どちらもバイオ信号をコントロールしようとするものです。つまりバイオフィードバック。オマモリズムは心拍数、Museは脳波です。





実際に試したことがないので、おススメするわけではありませんが、バイオフィードバックは実際に効果がありますので、使えるかもしれません。





アマゾンの説明文では、指先で胸元をトントン一定のリズムで叩いて、緊張する場面に臨むと、心拍が上がらずに済み、落ち着くとあります。これが自己紹介のときに効くようです。あがらずに済むようです。





効かなくてもお守りとしてもっている分にはいいのでしょう。





■まとめ





自己紹介の苦手を克服するために、4つのコツを紹介しました。対人緊張と対人恐怖の処方箋、日常の練習、オマモリズムです。





今回の記事で利用できるところは、あなたが対人緊張でも対人恐怖でも、やれるところからやってみてください。





  • いろいろと【自分で積極的に工夫】してみること。




実はこれが、自己紹介の苦手意識克服の最大の秘訣だったりします。





Hand reflected in a window
積極的に行こう!




こころの緊張がとれないときは、ソレア心理カウンセリングセンターへ







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