ストレスなしの禁酒・禁煙【継続できる依存症克服のための2つのコツ】

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・禁酒したいがいつも挫折する
・たばこを吸っていると胸やけが苦しい。
・禁煙したいが、禁煙しているときストレスがたまりそうで不安だ。

こんな悩みをお持ちのあなたへ。

この記事では、代表的な依存症であるアルコール依存・ニコチン依存を解決するための2つのコツを紹介します。臨床心理士がお伝えするこの知恵は、のべ2万人の悩みを聴くなかで学んだものです。酒・タバコをやめる2つのコツとは、

  • 調子が最悪なときから始める
  • 一人でできる無害な依存趣味を見つける

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■コツ1:調子が最悪なときから始める

【調子が最悪なとき】は、タバコも吸いたくないし、酒も飲みたくありません。そこからスタートすると潮が引くように止められる可能性が高いです。

そして、この最悪なときスタートするという戦術をとると、禁酒・禁煙のストレスもそれほど感じずに継続できます。ストレス以上に苦しいときにスタートしているからです。

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【具合が悪い】は依存症回復のチャンス!

ポイントは、【禁酒・禁煙は一気に止める】ことです。

私のことになりますが、禁煙は30歳のときで、30数年前になります。当時は1日2箱のヘビースモーカーでした。吸っている銘柄はハイライト、セブンスター、ゴロワーズなどで、強い部類のタバコでした。

禁煙は、何度か挫折しています。1週間で挫折、3か月で挫折、半年で挫折を繰り返し、最後に成功します。どうして成功したのか考えると、調子の最悪なときにスタートしてたからでした。

禁酒も一気に止めればいいのですが、量を減らしていくパターンもあるでしょう。それは後で話します。

■コツ2:一人でできる無害な依存趣味を見つける

一人ですぐやれる趣味を見つけます。

  • 一人で、
  • すぐできる、というのがポイントです。

すぐに見つかる人はいいですが、それが見つからない人は過去の自分を振り返ってみることです。過去の自分が何をしたがっていたのか、そしてどうして継続しなかったのか。今のご自身ならその原因もよく分かるでしょう。

◇禁酒・禁煙しながら、自分の過去の趣味を振り返ってみよう。

思考停止せずに、別の趣味を確保しようと「本気で」探す意識が必要です。

過去の趣味と同じものをするのか?挫折した趣味もあるでしょう。それは方法が悪かったのかもしれない。今なら情報は無限にあります。ネットや動画で色々と一生懸命に探すことです。長く続く方法を真剣に考え、探すことです。

Jigsaw puzzle
過去にヒントがあるかも?

この真剣さが、本気で禁酒・禁煙しようとするモチベーションにつながります。禁酒・禁煙への取り組みの真剣度が変わってきます。

◇禁酒には料理がおススメ

酒も料理も、同じ食べる系です。料理を自分で作ってみるのです。美味しいものを作って、パートナー(家族)と一緒に食べるのです。パートナーも喜びます。子どもも喜びます。だんだんと酒を減量しつつ、家族との時間を充実させるのです。

これによって家族と一緒に禁酒を喜べるようになります。モチベーションアップにつながります。長い期間に渡って禁酒を続けようとします。良い循環にハマります。結果、依存からの脱却が近づきます。

◇電子タバコは禁煙に使える?答えはNO

電子タバコは最初はニコチンなしでやっていても、結局ニコチン入りに移行していくようです。電子タバコの世界は奥深いので、その面白さにハマってしまうとなかなか抜け出せません。

かっこいいデザインがたくさんあり、男の(女の)アイテム化しています。フレーバーもさまざま、煙での遊びも豊富。動画を見ていても面白い動画がわんさかあります。世界中から投稿されています。

キーポイントは「面白い」ということ。この面白さを超える面白いものを探索することです。今の時代ならググったり、動画を探したり、Twitterを調べたりすると、アッという間に、自分のこころのヒダに触れるものに出会えるかもしれません。

ということで、電子タバコは禁煙には使えません。

■禁酒・禁煙で注意しておくべきこと

◇禁煙補助剤(ニコチン置換療法)

・ニコチンガム
・ニコチンパッチ

などの代替がありますが、これらは元々ニコチンです。そのため、ガムやパッチへの依存を引き起こす可能性があるので、病院での減薬指導が必要になってきます。

この補助剤は最後の手段として残しておいていいのではないでしょうか。

◇一般的に、禁酒・禁煙は挫折しやすい

世の中は、次のような誘惑に満ちています。

  • 成人以降は法律で禁止されていない
  • 離脱症状(禁断症状)がある
  • TVでCMが大量に流されている。(酒のCMは以前と変化なく大量に流されていますが、たばこに関しては自粛が進んでいます。)

つまり禁酒・禁煙は挫折しやすいのです。止めた直後に離脱症状に見まわれます。

◇禁酒・禁煙の離脱症状

  • 飲みたい!吸いたい!(この欲求は5分だけなのでガマンしましょう!)
  • 眠気
  • イライラ
  • 頭痛
  • だるさ

これらの症状によって、止めようという気持ちも萎えてくるでしょう。ここを、最初の数日、そして1か月と、がんばりましょう。1か月頑張ったら、禁酒・禁煙と関係のないご褒美を、自分にあげましょう。

◇実は、愛着障害の人は成功率が高い

愛着障害の人は、モノへの執着がないので、もともと酒もタバコも、摂取することへのこだわりがありません。だからすぐ止められる可能性が高いです。

薬物については、脳が破壊されるので簡単には依存から脱却できないというのが通説ですが、以前スッパリやめた愛着障害のクライエントがいました。その人は薬物摂取が長い人でした。

ダルクの人と話す機会があって、そのことを聞いてみたら、それは稀なケースと言っていました。そのときは愛着障害とつながらなかったのですが、いまから思い返すと、愛着障害がその人には「効いていた」ようです。

薬物依存のある愛着障害の人の相談を受けた件数が少ないので、なんとも言えませんが、愛着障害の人は、おおむね依存については大きな問題になっていないようです。

■まとめ

禁酒・禁煙に共通する2つの重要なコツを紹介しました。

  • 調子が最悪なときから始める
  • 一人でできる無害な依存趣味を見つける

特に、最悪なときにスタートするのは実証済みですので、おススメします。

そして最後にもう一つ。一番大切なことは、【禁酒・禁煙の挫折はある】ということです。そのときはパートナーや相談員に隠さず話してください。これが依存症脱却では、一番大切なことです。当然のことですが【悩みを一人で抱え込まない】ことです。孤立しないことです。

依存症から脱却でき、毎日を清々しく生きられるよう、祈っています。

Hand and hand
ひとりじゃないよ。

依存症を解決したいときは、ソレア心理カウンセリングセンターへ

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