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ソレア心理カウンセリングセンター

2020.05.27 |こころカフェ(一般臨床心理学)

砂の癒しと箱庭療法【こころの深層に眠るもう一人のアナタ】



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心理セラピーとして行われるのが箱庭です。砂の上におもちゃのパーツを置いていきます。自分の無意識の世界が表現される、ともいいます。





ソレアにも箱庭があります。自分の気持ちを表現する手段として、いわゆる芸術療法として使っています。





・なじみの気持ち
・気がついていなかった気持ち
・隠しておきたかった気持ち





そんなものが表現される可能性があります。作品を解釈するものではありません。解釈もできなくはないですが、それをやってもあまり意味がないような。肝心なのは【それを作ってどんな気持ちになったのか】です。だから心理検査でなく、心理療法なのです。





堺雅人のTVドラマ、Dr.倫太郎でも使われていましたね。





この砂はどこの砂なのでしょうか。色々な地方の砂が使われていますが、一番扱いやすい砂があるようです。

・島根の砂

・地元の砂(←こっちが本命)

この記事では、砂にまつわる話をします。





■箱庭の砂





Sand falling from palm
手からこぼれ落ちる砂、砂時計のように。




箱庭とはSandplayの日本語訳で、心理療法の一つです。おもちゃの様々なパーツに目を奪われがちですが、「砂」が、実は、重要な役割をしています。砂には、てのひらを通してこころの深部を刺激する力があるようです。





この砂はどこの砂でしょうか。オーストラリアの砂が多く用いられるようですが、鳥取海岸の砂が良質のサラサラ感触があるようです。





そうはいうものの、どこの砂を使っても構わないのです。近くの海岸へ出向いて、その地方の砂を使ってみる。これもセラピー的には意味のあることでしょう。





■地元の砂





地元ということにどう意味があるかというと、インド健康法のアーユルヴェーダによると、地元で採れた食材を使って料理するのが健康にとって一番良いとされています。そこから推し量ると、地元の砂を使うというのは、何ともいえない特殊な波動があるのでしょうか。





波動まできてしまうと、ちょっと怪しくなります(笑)。人間の手のひらというものは様々なものをキャッチする受信機(あるいは発信機)の役目もあるようです。





日本語で「手当て」するといいます。手当てとはケアのことですが、癒す力が手のひらにはあるのです(*1)。だから手当て。その手のひらが触る砂。砂の触感が手のひらに伝わって、手のひらから触っている人のこころにアクセスする。そうやって癒しが伝わっていきます。





その土地々の砂を使うのも、人が親しんだ自然の何か(温度、湿度、磁場云々)がその砂に封じ込まれていると考えると、無理をしていない感じがします。





■月と砂を歌うKenny burrell





ギタリストのケニーバレル1980年のアルバム "Moon and Sand" です。表題曲のMoon and Sand で物悲しいメロディーを奏でる彼のアコースティックギター。砂漠の上をすべっていく月を思い出すと、シルクロードの幻想めいたイリュージョンが夜の静寂にとけていくようです。





この楽曲の砂は中近東でしょうか。いまの私にはそう聴こえます。これは人それぞれ。それでいいのです。





砂は、様々な時代の思いを吸収し長い年月をかけて風化していく。そういう思いが微粒子のように封じ込められているようです。さらさらと指の間からこぼれ落ちていくその流れの中に、悠久な時空が閉じ込められているようです。





砂は私たちを魅了してやみません。





Sahara
悠久なる時間が閉じ込められている砂




閑話休題。





■箱庭療法とは?





箱庭療法とは河合隼雄先生が留学先のユング研究所から持ち帰った芸術療法の一つです。このように芸術療法というと反論がくるかもしれませんが、私は芸術療法として箱庭を使っています。あえていろいろなことを読み込まない、解釈しないようにしています。





そういうスタンスのほうが芸術のもつ力を引き出せるように感じます。





ユング研究所にカルフというおばさんセラピストがいて、彼女がイギリスのローウェンフェルトの世界技法というおもちゃ遊びに触発されて始まったのが、この箱庭です。英語では、Sand Play。そのものですね。





Solea's Sandplay Therapy
わたしの箱庭




Reference





*1) 吉田弘:手の妙用―大自然の治癒力, 東明社, 1986





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