ストレス対処の三層構造について話しています。これらを基準にストレスに対して対処していけばいいかと思います。
ザ・ストレス
森高千里が1989年に歌った歌です。作詞はもちろん彼女自身。面白い作詞をする人ですね。彼女を見ているとストレスフリーな感じがしますが、それはもちろん、彼女が芸人であるからゆえでしょう。あそこまでスカッとストレスなさそうに生き方を見せられると、プロフェッショナルな感じすらします。
実際は色々と大変ではないでしょうか。
ストレス対処法
アメリカの精神科医のホームズがライフイベントの研究で、ストレスの強度について発表したのが1968年です。かれこれ50年以上前ですし、アメリカの研究なのでそのまま日本に当てはめるわけにはいきません。ストレスは文化的、民族的な要因もあるからです。
ストレスMAXを100のストレス強度として次の3つがナンバー3です。各項目の末尾の数字がそれぞれのストレス強度になります。配偶者の死のストレス強度を100と想定しています。全部パートナーからみのことです。日本はちょっと違うかもしれませんね。
1.配偶者の死 100
2.離婚 73
3.別居 65
そのあと目ぼしいところは、
4.刑務所に入る 63
5.近しい人の死 63
7.結婚 50
12.妊娠 40
25.成功 28
32.転居 20
33.転校 20
41.長期休暇 13
と続きます。マイナスもプラスもストレスであるという結果ですね。
また、事柄によって対処できるもの、できないものがあり、個人差もあり、上司から叱られたということをとっても、ストレス10の人もいれば、ストレス90の人もいるわけです。対処法も違ってきます。
地域によって、事柄によって、人によって、それぞれ対処法は違ってくるということです。
対処法については、おおまかに3つの層で分けて考えるといいかもしれません。ピラミッドの△を想像してもらって、それを3つに区分します。上から、(1)カウンセリング、(2)気晴らし、(3)生活のリズム、となります。
一番底を支えているのは(3)生活のリズムです。マインドフルな生活を送ること、これがストレス低減のためには一番重要です。カバットジンのストレス低減法という書籍がありますが、あれはマインドフルネス生活のススメと言えるものでしょう。朝起きて、朝食食べて、仕事に行って、風呂に入って寝ること。これをリズム良く淡々と生活していくこと。
中間に位置するのが、(2)気晴らし、運動や趣味や作業です。ここは認知行動療法的なことをすると覚えておいてください。認知行動=気晴らしです。
そして気晴らしでもなかなかストレス強度が下がらないときには、(1)カウンセリングに来てください。あなたを自由にさせない何かがあるのだと思います。それをカウンセラーと二人の対話の中で探して整理していくことが必要でしょう。
ストレスがなかなか下がらないときは、ソレア心理カウンセリングセンターへ。
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