カウンセリングはどの時間帯にやるのがいいのか。瞑想や座禅はいつやっているか、ということがヒントになるでしょう。
水曜の朝、午前3時
これはフォークデュオ Simon & Garfunkel の1964年のデビューアルバムです。東京オリンピックの年、東海道新幹線の年、ビートルズが日本へやってきた年ですね。私は小学校2年生だったはずですが、どれも記憶にありません。私の記憶が繋がるにはあと3年かかります。
この歌は、恋人との別れを切なく歌っています。作詞は Paul Simon.
愛する人の静かな寝息、
彼女は僕の横で寝入っている。
彼女の軽やかな香りが漂う髪に、
冬の月の光が落ちてくる。
情景が目に浮かぶようですね。Wednesday Morning, 3 A.M. は、まるでアンデルセンの絵のない絵本の一節のよう。罪を犯した男が恋人の元をあと数時間で去るという瞬間を切り取った、月が見た恋人たちの話です。
さて午前3時、皆さんは何をしているでしょう。
カウンセリングのゴールデンタイムは?
一般的にカウンセリングルームの開所時間というものも、普通の会社の時間帯に合わせているようです。10時~19時くらいでしょうか。10時というのは遅い気がしますが、まぁ、その辺で設定されているようです。サービス業の範疇という捉え方でしょうか。
ソレアは海外の相談を受けることもあって早めに設定しています。朝6:30です。ここは場合によってはもっと早くなることもあります。でも午前3時には及びません。何も競争するようなものではないですね(笑)。
さてカウンセリングのゴールデンタイムですが、これは何と想定外の「午前中」ということになります。一番こころが静謐な状態の時間帯がカウンセリングは向いているのです。
瞑想というのは朝にやりますね。禅寺の座禅も早朝行われます。それはヨガでも同じです。こころのことをやるには早朝がいいんですね。朝5時。
精神科医の中井久夫先生もどこかの本で書いていました。本のタイトルを思い出せないのですが、心理面接は午前中にやるのが良いとのことです。午後からはこころの雑音が増えるから、そういうことは書いてなかったかもしれませんが、静謐が必要とする作業は、午前にやるということですね。
ただ緩くエンジンをかけてやっていくことも必要です。相談者は緩い体験をしたことがないので、カウンセラーが静謐なキツイ感じでばかりやっていると、相談者の息が詰まるということもあるでしょう。適度な不真面目さも必要。これは相談の内容に依りますね。
瞑想は一人でやりますので、マインドフルネスをやっている方は、ぜひ早朝にやってみてください。私の気のボール瞑想も早朝です。
ユング系の先生方はこの午前3時を狙ってやるといいのではないでしょうか。スピリチュアルなことが起きやすいかもしれません。カウンセリングのモードが変わるかもしれません。どなたか早朝カウンセリングの経験のある人、どんなだったか YouTube にコメントお待ちしています。
安全な空間の中で傾聴され、自由に葛藤を話して整理したいときは、ソレア心理カウンセリングセンターへ。
相談する