リフレッシュが分からない【慢性疲労症候群と燃え尽き症候群】

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普通の言葉をもたない人々がいます。キビシイ自分で生きてきた人々で、そういう人が楽になるには、普通の言葉が浸透していくことが必要です。

逗子三兄弟、Refresh!

逗子出身の兄弟バンドにRefreshという歌があります。この記事を書くときに調べると、意外に[refresh]というタイトルの歌はないんですね。この逗子三兄弟、初めて知りました。

歌の内容は、立ち止まると支えてくれる仲間がいる、さあ深呼吸してリフレッシュ。そんな応援ソングと言っていいのでしょうか。

リフレッシュはありきたりの日常会話で使う言葉ですが、それがありきたりのものではない人々がいます。

リフレッシュが分からない

そのように言う人がいます。休み方が分からない、体を横になって楽になる感じが分からない、寝ることがわからない。

こういう人は、キビシイ自分を持っているため(超自我が厳しすぎる)、リフレッシュという単語がその人の辞書にないのです。楽しいことをして明日もガンバロ―という気持ちに繋がっていかないのです。

これではいつか燃え尽きてしまいます。燃え尽き症候群、慢性疲労の人々の多くがこのような感覚を持っています。では、彼らはどのように楽になっていくか。

それは、普通の世界の言葉が自分の内へ浸透していくことです。キビシイ自分に普通の世界の言葉が浸透していく。カウンセリングはそのように進みます。

キビシイ自分をケアする言葉が彼らを助けることになります。こんなに働いて疲れたよ、ずるいことをするようになったな、少し遅れたな。そういう言葉たちが自分に浸透していくことです。それによってキビシイ自分が緩み、リフレッシュの意味が実感できるようになります。

そのためにはカウンセラーはしっかりと傾聴して、その人の話す言葉の中から、普通の世界の言葉を拾っていく、紡いでいく。そしてそれらをフィードバックする。「さっき仕事の話をされていたときに、疲れたと言ってましたね、それは本当にそうですね、私もそうです。」そのように柔らかく伝えていく。くっきりと言うのでなく、共感含めてフィードバックしていくことです。

彼らの中から出てきた普通の言葉を拾っていく作業は、しっかり傾聴していないとできないことです。カウンセラーは常に受信機を高感度に保ち、日々傾聴していきましょう。そして、カウンセラー側のギフトとしては、それらの拾った言葉は、実はカウンセラー自身の言葉だったりもするのです。私が時々お伝えしている「クライエントの言葉の中に自分の言葉を見つける」ということに繋がります。

箱庭で言葉を探す

話しているとき言葉が見つからないと訴える人もいます。「こころのモヤモヤ、よく分かりません。」そういうときは、時々箱庭をやってもらったりします。それで自分の感じが表現できると、言葉の実体が分かる人もいます。箱庭は病態を診断するというよりも、芸術表現療法として、自由に使うことをお勧めします。

自分の言葉を探して楽になりたいときは、ソレア心理カウンセリングセンターへ。

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