4月24日のソレア質問箱に質問です。今までも感銘を受けるお話が沢山ありましたが、このお返事は良薬口に苦しというか、鈍痛も感じつつ何度も読んでしまいます。
悲劇のヒロインから人間に格落ちという成長するには「自分で自分を満たす」ことについてです。自己充足の重要さは前々から色んなところで見聞きするので、自分なりにあれこれやってきました。ですが、その自己充足の内容に私の場合は問題があるかもしれません。
それはまさしく「悲劇のヒロイン」をやること自体が自己充足だからです。諫言を言ってくる人や現実を直視する場面をことごとく避けて悲劇のヒロインで居られる場所をなんとか確保して、その中でメソメソ、うふふ…する。具体的には、そういうご都合主義の恋愛映画やドラマなどを日々観たり、自分の人生で一番自己肯定感が上がったエピソード(シンデレラ願望が満たされた瞬間)を繰り返し再生したりすることです。
そうすると割と即効性で気持ちが柔らかくなって人への期待が(表面的には)収まるので、いい感じなのですが、実際は悲劇のヒロイン病を悪化させるような成分の薬をせっせと飲んでるようにも思えます。
でも、他の自己充足好意、たとえば美味しいものを食べる、お洒落をする、好きな趣味を見つけて楽しむなどと比べた時、悲劇のヒロイン充足?は麻薬のように圧倒的に満たされるのです…。シャブ中です。お金はかかりませんが(Netflixの契約代くらいです)依存性は高いのか、他の自己充足はすっかり色褪せてしまいました。このことをご相談するのは少し恐いのですが…質問箱なら諫言も少し受け入れられる気がして投稿させていただきました。
こちらの質問に対しての質問ですね▽。ありがとうございます。
▶基底欠損への理解と自分への同情と|みんな、人間へ格落ちしようよ。
悲劇のヒロインをやる場合は、だいたいが頭で思考している場合です。他人と自分を比較して、自分の優越感を起動し、頭で満足した状態を思い出し自己充足を作っている場合がほとんどです。
それとは違って、周囲との関係性に関係なく、自分から歓んで満足している状態が自己充足の状態といっていいでしょう。
そういう状態を思い出すことが大切です。そんなときあったのか?と思われるかもしれませんね。しかし、悲劇のヒロインモードに入りやすい人には、「その状態は、ほぼあった」と推測されます。
愛着関係に満ち溢れていた時期はあったのです。それは2歳~5歳くらいまでの時期です。
こころの中に眠っている純粋無垢だった頃のあなた。それが自己充足していた頃のあなたの代表選手です。今は、彼らに登場願う時期なのでしょう。
シンデレラエピソードに酔ったあとは、その純粋なあなたとの対話の時間に充てるといいでしょう。
それによって本当の自己肯定感が徐々にアップしていくでしょう。シンデレラエピソードはあなたも感じていらっしゃるように、一時的な麻薬のようなものです。日常生活にはそういうエナジードリンクのようなドーピングも必要ですが、それはニセの自己肯定感なので、そういうものと割り切って使っていく必要がありそうです。
では、愛着が希薄だった人はどうすればいいのかという話になりますが、それはカウンセリングを受けてカウンセラーと一緒に自己充足を作っていく話になるでしょう。