先日、とある病気になってしまい、原因がストレスだと思ったので初めて精神科・心療内科へ行きました。「複雑性PTSDかもしれないと思ってます…」と事前の問診で書いて出したのですが当日、「複雑性PTSDってなんですか」「過去にトラウマ的な体験をして、今に影響があるみたいなかんじですか?過去起因で今の結果があると考えるのはだめですね、過去は変えられないので!」「なんの本読んじゃったのかなー」といわれました。
私は先生がきたときからパニックになっていたのでそもそもろくに返事もできなければ、自分の説明も全くできなかったのでそう言われても仕方ないとは思ってます。(いつも苦手なタイプの人間を前にすると喉がしまって声が出しにくくなってしまいます笑)そして複雑性PTSDが最近定義されたものだと知っていましたが認知度やそもそも病気として認めてもらえるものなのか疑問に思い始めました汗
私の住んでいる地域圏内では検索しても複雑性PTSDを扱っているかどうか出てきません。ソレアさんではとても詳しくC-PTSDを解説されていたので気になりました。
長くなりましたが、CPTSDの認知度と病気として日本で認められているのか教えていただければ幸いです!
複雑性PTSD(C-PTSD)は「目にみえる虐待」とほぼ同じです。複雑性PTSDを簡単に説明した記事のリンクを張っておきます▽
▶複雑性PTSDと愛着障害(虐待)は同じですか?|ほぼ同じですが原因が違うことがあります
上の記事を読んでいただくと分かりますが、
- 複雑性PTSDは母親による虐待だけではなく、父親からの虐待、カルト、誘拐、監禁、戦争など多岐にわたる原因によるPTSDです。
ということは、長期に渡る継続的なトラウマ体験が前提となります。ここをまず押さえていただき、トラウマ治療について解説します。
■病院におけるトラウマの扱い方|現状
病院ではトラウマを扱えるところは少ないので、専門のカウンセリングルームに相談したほうがよかったかもしれません。原則としてトラウマを軽減する薬物はないと考えてよいでしょう。PTSDについてはSSRI(抗うつ薬)が処方される場合もありますが、抗不安薬は依存を作ると考えられています。
複雑性PTSDには神田橋処方と呼ばれる漢方薬が用いられることもありますが、これがどの程度効力を発揮するのかはよく分かりません。しかし効くという人も実際にいます。詳細は鹿児島まで行って、神田橋條治先生に処方してもらうのがいいでしょう。
薬を処方されてもされなくてもいずれにしても、トラウマ治療の第一選択肢は「カウンセリング」です。
■病院での説明の方法
病院の先生はトラウマ治療についてはあまり詳しくないので、PTSDという用語に対しては嫌悪感を抱いている人も少なくありません。ですからPTSDや愛着障害に理解の薄い先生だと、これらの用語を使うのは差し控えたほうがいいでしょう。では何と説明するのか?
最初はトラウマで軽度と言われている、適応障害くらいの訴えからスタートすればよかったかもしれませんね。適応障害なら病院でも見てもらえる範囲ですし、実際にうつ病までいかなくても適応障害で会社を休む人は増えています。
また「複雑性PTSD」は日本の皇族の方に対して使われてしまった病名なので、軽い感じで使われることが多くなって、医療側も辟易した警戒ムードになっているのかもしれませんね。
以上より、次の行動をおすすめします。
- まずは原因がストレスである思われる「とある病気」を治すために、❶適応障害かもしれないということで心療内科を再受診してみてはいかがでしょうか。
- もしあたなが愛着の問題を抱えていらっしゃるなら、そのあとで❷カウンセリングにかかるといいと思います。
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私の拙い質問の文章でもこんなにも論理的にわかりやすく必要な答えをまとめて頂き感謝します!
本当にありがとうございます!!!
すごく助かりました!