ライトな質問です。
手に入ると途端に興味がなくなる人の心理が知りたいです。
例えば、恋が成就するまでは楽しくてこちらから頻繁に連絡するが、無事相手が振り向いて安定した愛が手に入るとまた別の人に対して同じことを繰り返してしまう、など。飽きてしまっているのか愛着に問題があるためなのか、知りたいです。
蛙化現象についてはTwitterの質問箱にもあったと思ってググってみたら発見しました。加筆・修正しつつ再録しておきます▽
蛙化現象は「かえるかげんしょう」と読みます。片思い中は相手に夢中だったけれど、両思いになった途端、相手に興味を持てなくなったりする現象です。
■蛙化現象が問題ない場合
あなたには、この蛙化現象、体験ないですか?そうですね、小学生がよくあるパターンです☺。ですから愛着とは関係ないですね。あくまでも10代以下の人々限定ということで、愛着とは関係ありません。
■蛙化現象が問題ある場合
しかし、大人になってこれをやっていたら、ちょっと変ですね、愛着不全と言えるかもしれませんし、愛着障害の人ともいえるかもしれません。どちらも愛着に問題アリです。
愛着障害の人は、相手に興味がないというか両想いになるのが怖かったりします。だから両想いになった瞬間、相手を切るわけです。この心理、愛着に問題のないフツーの人には訳分からないですね。
しかし小学生の頃は普通に異性に興味をもったりします。人間関係、親密さということが、まだ理解できていないので、普通の小学生のようにふるまうことができるのです。脱抑制型対人交流障害の人々は特にそうです。
愛着不全の人は、お姫様気分、王子様気分が抜けていないので、相手が振り返った瞬間に、「フン!」と言って相手をかしずかせます。先ほどの普通の小学生のようにふるまうわけですね。
ラジオでもちょっと違う視点からのんびり話してみました。
https://stand.fm/episodes/638fe0d436a8be69327c4e81
少し深掘りしてみました。
両思いになった瞬間というより、両思いになって、感覚的にもう安心だこの人は私から離れていかないだろうと思う
相手をキープする状態が確定した場合ですね。キープしているわけですから、相手との愛情に対して腰が引けているわけではありません。ですから愛着がある人々の行動でしょう。普通の人あるいは愛着不全の人でしょう。
キープできた相手をうっとおしく思うのは、思春期っぽい感じですね。
ぐいぐいアプローチするのに、安定が確約された途端別の人に意識がむくのはどうしてでしょう
この行動だけを考えると、愛着障害、愛着不全、共通してありえます。表面的には同じ行動になります。しかし内面は違います。
- 愛着障害は、無差別愛着つまり親密への恐怖があります。ですから両想いになった途端に相手から引き上げる行動に出ます。ある人は別の人に乗り換える行動に出ます。愛情を薄めておくために複数の異性と付き合います。相手にとっては訳が分からないでしょう。
- 愛着不全は愛情飢餓ですので、ひとりの愛情では足りずスペアを作っておく必要があるため、何人もの人と関係を持ちます。そうやって愛情を濃厚にしておくために複数の異性と付き合います。
複数と付き合わない場合は、ひとりにべったりと依存します。「24時間私をみていて!」状態になります。思春期っぽいですね。
ただ愛着障害でも年齢の若い場合は(かりそめの)思春期ですので、表面的には、この愛着不全のような状態にもなっているようにも見えることがあります。
ここを正しく見立てるには生育歴の検討が必要です。
ご返信ありがとうございます。
もうちょっと深堀したいです。
両思いになった瞬間というより、両思いになって、感覚的にもう安心だこの人は私から離れていかないだろうと思うとだんだん鬱陶しくなる場合も同じですか?
それまではむしろぐいぐいアプローチするのに、安定が確約された途端別の人に意識がむくのはどうしてでしょうか。(釣った魚に餌をやらない、狩りのゲームみたいな。。)