愛着障害でこちらでカウンセリングをして頂いている者です。
私はよく、帰省や家族に関わらなければならない用事ができるとまず身体化がひどくなり、その日が近づいてくると今度は眠れなくなり、直前に眠くなりすぎて寝るのですが普段見る夢とはあきらかになにか違う、家族に関連した悪夢を見ます。
ただの夢なんですが…起床後の感覚が普段と違うのと、内容を振り返ると自分のストレスに対する心の立ち位置が現れてる気がします。
こういった夢はカウンセリング時にお伝えした方がいいのでしょうか?それとも夢はストレスとはそんなに関係ないでしょうか?
実は、今回初めて家族以外の夢も見ました。
カウンセリングでかなり否定され、バカにされたり半分怒られてるような夢です。絶対そんなことにならないのに不思議です…
ただの夢だとは思いつつも次回カウンセリングが少し不安です…(不快に思われたらすみません…汗)
クライエントさんですね。いつもご苦労さまです。
愛着障害の方にとって帰省などはストレス満載になります。地獄へ帰っていくようなもの、あえて自分で火の中に飛び込んでいくようなものだからです。
できれば関わりたくないでしょうが、それが叶わぬときもあるでしょう。そのストレスが不眠や過眠、身体化をもたらします。
起床後の感覚が違ったり、こころの立ち位置が変わったりするとのことですので、そこは具体的にどうなるのか知りたいところです。個人的なお話になるので、この質問箱ではなく、カウンセリングでお話ください。
一般的には、愛着障害の原因になっている原家族の夢の場合、それはトラウマの再演になることもあるし、あるいはトラウマから抜けた後の光景になることもあります。どちらもあり得るのです。
河合隼雄先生が、箱庭の解説で「マンダラ」という円形の配置が出現したら、それは悪くなるか、良くなるかどちらかだ、と話されていました。つまりその円形の布陣を通ってこころの深部へ降りていくのか、その深部から抜け出してくるのか、どちらかだということです。
そして箱庭表現は「夢のようなもの」でもあるので、この考え方は夢にも当てはめることができるかもしれません。
その意味で、トラウマへ降りて行くのか、そこから抜けていくのか、というお話をしました。
カウンセリングでかなり否定され、バカにされたり半分怒られてるような夢を見たことについては、カウンセリングへの恐怖が夢となって現れてきたのでしょう。
これはそういう潜在的に感じていた恐怖が、夢の中で顕在化しているということですので、良い傾向だと思います。自分の気持ちが分かってきているのですね。
これは愛着障害の方に限りませんが、まずは夢の中で理解して、次に覚醒している現実の中で理解が進む、このようにお考えになっているといいでしょう。
お返事ありがとうございます。
夢のことは以前から、関係があるのか無いのか、引っ掛かっていたことでした。
そして、カウンセリング等と夢は関係の無いものだし話す必要はないと思ってました。概念を教えていただきありがたいです。
次回カウンセリングでは話せたら夢についてもお話しできたらと思います。
恐怖心による身体化が思わぬところで出るようになったので、カウンセリングへの恐怖があるかもしれないことも意識して通えればと思います。また、この恐怖について思い当たることがあるのでまたご相談できたらと思います。