いつもお世話になっております。
娘がおり、もうすぐ三歳になります。
言葉はしっかり話すし、イヤイヤ期というよりは反抗期のような感じです。思い通りにいかないと蹴ったりします。
お陰さまで、私の足はアザだらけです笑
なるべくそうなる前に対応することがほとんどですが、自分が具合悪かったり、手を離せないときは暴れてしまいます。
ネットでは気持ちを受け止めて行動は制する対応をするとかいてあるのですがなかなかうまく行きません。
蹴られたり叩かれたりすると爆発的に怒りが湧きます。(当たり前かもしれませんが汗)
とても冷静にはなれないです。とっさにはねのけたり部屋から逃げ出してしまいます。
これは単純に私の育児が下手なだけなのですが、
最近、先生に愛着障害だと見立てをして頂いたので幼少期暴力にさらされていたこともなにか関係しているのでしょうか?
原因はどうあれ、心理相談ではなく育児相談かもしれませんが、もし他の対処法があれば教えていただきたいです。
わたしのクライエントさんの方なんですね。いつもご苦労さまです。
詳細は個別の相談になると思うので、実際のカウンセリングの中でお話いただくのがいいと思いますが、ここでは一般的なことをお話しておきます。
愛着障害の人の場合、子育てがきびしくなりがちです。
「この子をわたしのようにさせてはいけない。ちゃんとしつけないといけない」と、ともすれば無意識できびしくしてしまっていることが多いです。そういうきびしさに子どもが反応して、余計に反抗の度合いが強まっているのかもしれません。
「自分の子育てがきびしいのだ、だからしょうがないのだ」と自覚しているだけでも、対応に余裕が出てくるかもしれません。
この方の場合、「なるべくそうなる前に対応することがほとんど」とありますので、十分な育児がされているのだと思います。ですから心配せずに、そのままでいいのではないでしょうか。10個の対応のうち、6個くらいできていれば十分です。あとの4個は失敗していても大丈夫☺逃げ出しても大丈夫☺
イヤイヤ期というのは、子どもが母親から身体的分離をはかる時期です。これまで身心ともに一体だった母親から自分の身体の分離をまず行う時期です。これによって、身体が離れることによって、社会(幼稚園、小学校)へ出ていくことができるようになります。そのための自己主張の度合いを体得しようとしているのがイヤイヤ期(第一反抗期)です。
そういう視点で娘さんをご覧になっているといいでしょう。イヤイヤ期がないと母子分離がうまくいきません。小学校になって不登校になるケースもあります。その点、娘さんの育児はうまくいっているのではないでしょうか。
4歳くらいまで続くでしょう。第一反抗期(イヤイヤ期)は2年、第二反抗期(思春期)は10年くらいです。育児は長いので、ちょっと気長に対応してあげてください。
■ちょっとしたヒント
娘さんはあなたに似ていますか?
そうであってもそうでなくても、あなたの三歳くらい頃の写真と娘さんの今の(三歳)の写真を並べて、スマホの待ち受けにしておくといいかもしれません。
このやり方は、別のクライエントさんから教えてもらったものに対してアレンジしたものです。
その方は、自分の子育てで悩んでいました。自分の子どもに辛くあたってしまう。そんなときに提案したのが「2歳頃の自分の写真を待ち受けにしてみましょう」ということ。
これは基本的信頼感や愛着が形成されたころの自由で屈託のない笑顔を思い出すためです。自分にもそういう時代があったのだと。
それを実践してみたところ、その写真は、いまの自分の子どもにそっくりだった、と。それを見ていたら、子どもへの怒りがすっかりとなくなってしまったといいます。
自分の娘へ対応することは、自分の幼少期に対して対応することと同じだということに気づいたのでしょう。この効果は、この質問箱をお読みになっているあなたご自身で確かめてみてください☺
ただ、このやり方、愛着障害の人は気をつけてください。
90%の方は基本的信頼感が構築されていない場合ですので、2歳頃の写真をみてもつらいだけかもしれません。愛着障害の人は2歳に限らずに、ある一瞬ニコニコしていたという写真でもOKです。2歳に限定しません。その瞬間があったのだ、その瞬間は安全な世界に居たのだ、そんな写真があればそれを使うようにしてください。
ご回答ありがとうございます。
質問してしまってから、個人的な質問だったなと後悔しておりました。申し訳ないです。
いっぱいいっぱいだったので、ご回答頂けて助かりました。
またカウンセリング時にお願い致します。