(ソレアでの)カウンセリングで愛着問題が治るのはどのような過程で治っていくのか知りたいです。もちろん例外もあるかと思いますがざっくりでいいので見通しがあれば安心して続けられるのではないかと思ってます。
すぐ答えをもとめる行動だったらすみません。そこまで詳細に知りたいわけじゃないです…汗
コツみたいなのを知れたらいいなと思ってます。
以下は私の現状の理解です。?だらけでよくわかっていなくてすみません…汗
浅い感情を成仏させて深い感情に到達することが目的。深い感情の怒りを知り、悲しみ→喜→楽へと変遷させる。
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怒りのだしかたは…カウンセリングで日常や過去を話して浅い感情を出すとか?
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とにかく話して…先生が深い感情に関わる部分を見つけたら掘り下げる
例えば過去や今の話で母親が己の欲望のために子どもをコントロールしようとしてる話が出る
これは深い感情の怒りに該当しそうなのか?
例)相手をコントロールしようとする欲望に遭遇したときに、それに対抗するために発動する義憤としての怒り
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ここからどうなるんでしょうか…?
コントロールされていたことに気づいたら…しんどいですね…?
人生の前半でなんとか生き延びるために気づかないようにしてたものを今の生活には合わないからやめていくということでしょうか?
ソレアのクライエントの方なんですね。いつもご苦労さまです。
愛着の問題の治り方には、大きく分けると2つのルートがあります。
- 愛着障害の治り方
- 愛着不全の治り方
ときどきお話していますが、再度まとめながら、簡単に説明しましょう。
■愛着障害の治り方
愛着障害の方は、幼児期に母親と形成する【基本的信頼感】が希薄な状態です。ですからこの基本的信頼感、言葉を換えると安心感ですね、これを補充していくことになります。
同時に、自分にどうして基本的信頼感がなかったのかを、腹落ちするまで理解していくことです。
これらによって、母親へのファンタジーが崩壊し、愛着障害が治ります。
➊安心感の構築
➋自分の過去の深い理解
簡単にいうと、この2つの過程を経て、愛着障害は治ります。その途中では、あなたの双子のカメレオンとの遭遇なども経験するかもしれません。
■愛着不全の治り方
愛着不全の方は、母親との基本的信頼感は構築されています。イヤイヤ期に入るくらいまでは、赤ん坊を十分に生きることができた人です。しかし、その後が追いつかなった人々です。
「追いつかなった」とは、母親の未熟な対応によって子どもが精神的に満足していない状態です。子どもは期待します、でもそれを与えてくれない。そのためガマンしないといけなかったり、自己主張を引っ込めておかないといけません。そんな飢餓状態におちいった人々です。
このつまづきをケアしていくのが愛着不全の治療になります。そのためには、
➊愛着不全の方の背景にある、【親への怒り】についての深い理解
➋いかに【あきらめ】の感情に到達していけるか
この2つを幾度となく体験していく過程が治癒につながります。そのためには、双子のカメレオンとの遭遇や、自分の幼少期の頃の屈託のない笑顔の写真を利用したりします。
■怒りの処理について
質問者さんの質問は、怒りの処理についてですね。
感情を十分に感じることができない人は、まずどんな感情でもいいので、日々感じた感情を自分で観ている必要があります。
どんな感情を感じているのか、それが分かってきたら、それを少しづつ出してみましょう。一気に出すと大噴火して収拾がつかなくなるといけないので、小出しに、小出しにしていきます。
日常生活でこれをやるのは恐いかもしれませんね。その場合はカウンセリングルームであなたの感情を話してみてください。
カウンセラーに対して、毎日の出来事と感情を話してみる。この繰り返しの中で、表面的な感情が取り払われて、深い感情にアクセスすることができるでしょう。
深いか浅いかは、考えなくていいです。とにかく感情を観て、感情を感じてみること。
つまり不発弾がどこに埋まっているのかを探すことから始めるわけです。その場所が分かったら、次に不発弾処理班が現地へ投入されますよね。感情の処理はそうやって、不発弾処理のように行われていきます。
不発弾ですので非常に危険です。いつ爆発するかもしれません。そのくらいのパワーを持ったものが怒りであると認識していましょう。
おっしゃるように人生の前半では、自分がコントロールされていることにさえ気づかずに、感情を見ないように生きてきたのでしょう。その苦しみが今出てきているのですから、不発弾処理に取りかかる時期なのだと思います。
子育てを通しながら、この不発弾処理に取りかかっていらっしゃる方も多くいます。危険な作業ですが、不発弾を抱えたままではこころもスッキリとしないでしょう。
カウンセラーはあなたに沿ったやり方を知っている人々です。まずはカウンセラーとの信頼のパイプをしっかりと作って、あなたに合ったケアをしていくことです。
しかし信頼のパイプもそう簡単には出来上がりません。時間をかけて作り上げるものが信頼である。そういうことも知っておきましょう。
【時間を十分にかけること、あわてないこと】これもコツですね。
お返事ありがとうございます。
カウンセリングについて理解が進んだような気がします。ありがとうございます。
怒りの処理は具体的にどうやるのだろうかと疑問でした。不発弾として爆発させずにカウンセラーと一緒に注意しながら取り扱っていくのですね、そしてまずは信頼関係を築くことが大切なのも了解しました。
つい焦ってしまう気持ちでいっぱいになってしまっていますがそれもカウンセリングでお伝えできればと思います。