一般的には統制型の愛着スタイルを持つ子供は大人になると誇大型NPDになりやすいとの認識のように思いますが、誇大型NPDのように見えて実は愛着障害というケースがあるのでしょうか?
他罰的・操作的といった特徴は愛着障害の本質とズレてくるように思うのですが、あくまで表面的な見え方でそういった行動の動機は親密が怖いから、ということなのでしょうか?
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ソレア心理カウンセリングセンター 公開状態を変更しました 2023年2月17日
統制型の子どもについは、現在の共通認識としては下記です(高橋和巳, 児童虐待防止 支援者のためのガイドブック, 2017による)
- ➊親がU型(未解決型)
- ❷子どもは2歳までにD型(無秩序型)になる
- ❸3歳頃から愛着パターンを変える
- ➍小学校半ば(8歳)頃には親子関係を逆転させて、状況の統制を図ろうとする統制型へ移行
普通、成人(25歳)の頃に愛着スタイルが決定するのですが、統制型はなんと8歳で愛着スタイルを決定するという早熟性があります。
親がU型であるということは、親が誇大型NPDである可能性が高いです。つまり境界知能域ともいえます。
統制型は愛着障害の亜流ですので、ベースは回避型とみています(高間試論)。ですから治療方針は愛着障害に準じるでいいでしょう。統制型の人はめったにみません。治療に来ないからです。他人を操作しつつ、自分も操作し、自分でなんとかやっていくわけです。
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ソレア心理カウンセリングセンター ベストアンサーを選択しました 2023年2月17日