高間さん、こんにちは。
先日、マッサージ師との関係からカウンセラーさんとの相性について質問させて頂いたものです。回答頂けて感謝しております。
今回も愛着障害/不全に関する質問になるのですが、
自身が愛着障害/不全である可能性が高く、回復に向けて行動を起こしたいと考えている時の初動として、
①精神科・心療内科の病院やクリニックなどの医療機関に受診し、診断を受けてからカウンセリングを受ける
②受診等せずカウンセリングルームに通い始める
どちらが良いのでしょうか?
私は、私を生きづらくしている症状が何から来ているものなのかをまず知りたい、その後回復に向けて取り組みたいと考えていて、特に薬の処方の希望しておらず②を選ぶだろうなと思っています。
カウンセラーさんは医師ではないので診断はできないと思うのですが、見立てがひと段落着いた頃にクライアント側から「私って愛着障害/不全ですか?」と聞いてもよいのでしょうか?
また、カウンセラーさんの立場からすると、診断のついてない方のカウンセリングはやりづらさや難易度が高くなったりするものなんでしょうか?
カウンセリングについての知識が浅く、このような質問申し訳ないのですが、回答頂けますと幸いです。
愛着関係の悩みを持っていると自覚されているのですから、まずは迷わず愛着専門のカウンセラーに相談されるのがいいでしょう。つまり②です。
そして最初から「親との関係に問題があるようなので、医療機関にかからずカウンセリングに来ました」とおっしゃって大丈夫です。
それで躊躇するカウンセラーでしたら、別のところを探したほうがいいかもしれません。
カウンセラーは診断はできませんが、見立てはできます。見立てとは心理的な判断であり、そこには回復へ向けての指針も含まれます。診断とは精神医学的な判断ですね。
カウンセリングは精神医学的な診断を参考にしながらやっているわけではないのです。脳機能に問題がなければ、こころの問題ですので、生きづらさに焦点を当てていきます。
たとえばうつ病という診断がされていても、うつ病のためのカウンセリングをするわけではありません。この人がどうしてうつ病のような症状を出しているのか、その背景を考えていくのがカウンセラーが行っている見立てです。そしてそこへ降りていって、その悩みが軽減するよう一緒に考えていくのがカウンセリングです。
親との関係についてメスを入れていくのでしたら、それは薬では治るものではないので、カウンセリング優先に考えてもらっていいでしょう。そしてカウンセリングをやっていく中で、たとえば眠れないんです…という訴えが出てきたら、「それについては医療機関へ相談されるのがいいですね」との提案がカウンセラー側からされるでしょう。
つまり愛着に関する悩みの場合、次の順番がよさそうです。
➊カウンセリングルームへ相談
➋医療機関へ相談
□この回答について意見などをきかせてください。コメント欄でお待ちしております。
□質問箱リストへ戻る https://solea.me/questions/
note記事で深ぼってみました。こちらの記事もお読みください▽