11/7のラジオ興味深く拝聴しました。自分は回避型と言われたことがあるのですが、子供の頃から【つまらない】が何より嫌いで今でもそうです。回復したら平和とはいえ、つまらなくなるのか…と正直抵抗を感じてしまいました。すみません!でも退屈を嫌うって、それこそ子供の精神だな〜、と自分を改めて振り返れました。それに退屈を嫌うっていかにも思春期ぽいし回避型という見立てが違うのかもしれないと思いました。回避型は退屈を嫌ったりしないですよね(笑)いつも学びをありがとうございます。
現代を生きる人なら、つまらないことには拒否するでしょう。コーヒーカップの遊園地よりディズニーランドのアトラクションを好むと思います。こちらのnoteへの質問ですね▽。3つのポイントからご質問にお答えします。
▶愛着のない人のナラティブは、回復とともにつまらない平和な物語へ変化する
❶多くの疾患に回避傾向はある
あなたは回避型ということですが、だいたいどの精神疾患にも回避傾向はあります。ですから、愛着スタイルにおいて本当の回避型であるかどうかを見極める必要はあるでしょう。つまり愛着障害なのかどうなのかを見極めることですね。
➋「つまらない」は回復してから
愛着障害の人がつまらないことを好むようになるのは、あくまでも「回復」してからの話です。それまでは、ずっと刺激の強いものを求めています。刺激を求めつつ、恐怖を書き消そうとしているのですね。
薬物依存も似たような部分があります。ラリってハイテンションになって恐怖を忘れるのです。
もしあなたが愛着障害の回避型であるなら、これから回復していく方なのかもしれませんね。
❸スリルを求めること
精神科医のバリントに「スリルと退行」という名著があります。薄い本ですが内容は骨太です。ずっと前に絶版になったので入手困難です。私も20年ほど前に中古で1万円で買いました💦
スリルを求める人と退行する人の、2種類の人間について書かれています。前者は文字通り刺激を求める人、後者はおくびょうな人です。
この区分はいろんな部分で使えます。例えば、愛着障害が回復すると、スリル型→退行型になっていく、というふうに。ひとりの人間でも変わるのですね。
先ほどの薬物依存もスリルを求めているとみることもできます。