いつもお世話になっております。
以前、
「カウンセリングで全て伝えなくてはと焦ってしまう」
という質問と記事を読んだのですが回答にある深い感情について詳しく教えてもらうことは可能でしょうか?
先生はカウンセリング時にも他の記事でも深い感情について言われますが浅いものとの区別がまだわからないです…
また、回答の中で以下のように説明がありましたが、この「身体」から発せられるというのはフェルトセンスのことでしょうか?それとも身体に現れる(例えば緊張時の発汗や胃痛、偏頭痛のような)病的?なものでしょうか?
>深い感情とは「こころ」や「身体」から発せられた感情です。
体験しないとわからないものかもしれませんが何卒よろしくお願いします。
深い感情、浅い感情については、泉谷閑示先生の「心=身体の声を聴く」に詳しいです。結構難しい概念ですが、当たり前のように説明なしで使っていました。ご質問ありがとうございます。上の本から抜粋しながら解説します。
■二種類の感情(声)
感情には二種類あって、①頭からくるものと、②こころからくるものがある。
そして感情的だといわれるものは、ほぼ心からではなくて、頭から来ているものなのです。つまり、
- 浅い感情とは、頭由来のもの(ニセの感情)
- 深い感情とは、心由来のもの(本当の感情)
となります。
浅い感情は頭由来のものなので、物事をコントロールしたり、損得を計算したり、他人との比較をするときに発生する感情といえます。たとえば、
- 過去や未来を考えて発生する不安や後悔
- 計画通り進んだ場合に感じる嬉しさ
- 思い通りにいかずに感じるいらだち、もやもや
- 他人との比較で生じるような劣等感、優越感、嫉妬、蔑み等
深い感情は心由来のものなので、上記のような感情とは別物です。
この感情は何かというと、「喜怒哀楽」の4つの感情です。
心は「愛の場所」ですので、この喜怒哀楽という人間の根本感情は、愛のバリエーションともいえます。
- 相手をコントロールしようとする欲望に遭遇したときに、それに対抗するために発動する義憤としての怒り
- 気の毒な状況に接したときに生じる慈愛としてのかなしみ
- 豊かなエネルギーに接したときに感じる嬉しさや楽しみ
これらが深い感情です。
また、喜怒哀楽は、怒り→哀しみ→喜び→楽、この順番で体験できます。これは何度も話していますね。▽
カウンセリングでは浅い感情を成仏させて、深い感情に到達することを目指して進んでいくといっていいでしょう。
■深い感情の取り扱い
この深い感情を知るということが重要です。誰彼なしにそれを放出するというのとも違います。その感情を頭であるがままに理解することが大事なことであって、行動としてどのように表現するかは、TPOに合わせて頭が適切に判断すべきなのです。
おススメは、文字として外へ出してみる、絵として外へ出してみる。つまり芸術的な行動がその助けになってくれるでしょう。
深い感情はとにかく純粋無垢であってエネルギーが半端なくあります。畏れながら取り扱うことが大切です。放射能物質を取り扱うように細心の注意が必要です。
■身体からの感情(声)
あたまから来る感情、こころから来る感情については理解いただけたと思います。
しかし身体から来る感情とは分かりづらい表現ですね。泉谷先生の著書も分かりづらいところがあります。高間流に解釈すると次のようになります。
身体からの感情は、感覚と読み替えてもいいでしょう。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、内臓感覚のようなものです。感覚は原初的な感情と言っていいかもしれません。快・不快に反応するものですね。
質問者さんのフェルトセンスも内臓感覚といっていいでしょう。胸に詰まった感じがある、左ひじに違和感がある、等々。
ご多忙のところお返事ありがとうございました。
なんとなく、以前よりはわかったような気がします…
心が愛の場所というのも初めて知りました。
ちょっとスピリチュアルなかんじがして理解がついていけないというか、頭では信じられないのですが…(理解力がなくてすみません…)
カウンセリングを通してさらに理解できたらと思います😂
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