高間さん,初めまして。
26歳,女性,ブログを拝見している限り愛着不全の可能性が高そうだなと思っている者です。
愛着に何かしらの問題を抱えているであろう人のカウンセラー選びと相性について質問させて頂きたいです。
今年の夏頃に,リンパマッサージを受けて心身共に癒されて以降,様々なマッサージ屋に行くようになったのですが,施術の技術に関しては問題ないものの,何かスッキリしない,足りないなと思うことがありました。
理由を考えたところ,夏頃に伺ったマッサージ屋の40~50代女性のセラピストの方の雰囲気や話し方,しぐさなどから母性のようなものや包容力,ふんわりとした優しさを感じていて「あぁ,こういう人が私のお母さんだったらよかったのにな。」と思ってしまったところにあるなと思いました。
また,施術中は私の身体的な所を私以上に見てくださっていて(プロだから普通のことかもしれないが),前回からよくなっている部分など褒めてくださり言葉や作法など関わりの一つ一つに対して嬉しさや温かさを感じています。(単純に営業スキルが高すぎて私がそれに引っかかっている客なだけの可能性はあります。)
そこでカウンセラー選びの話に繋がるのですが,
これまでの流れを踏まえると,私としては愛着のカウンセリング知識技術が高く,上記のセラピストさんのような母性や包容力のあるカウンセラーさんのカウンセリングを受けたいと考えるだろうなと思うですが,
この「母親感を求めすぎている心理」にそのまま従ってよいのでしょうか?
なんか悪いことのような気がして怖いですし,これまでの経験上、自分の人選びに自信がないです。
また,その理想のカウンセラーさんに出会えるまで様々なカウンセラーさんを渡り歩いてしまいそうなこと(カウンセリングの途中中断など)が単なる逃げとなっていないかという不安もあります。
愛着障害や愛着不全などの愛着関連の治療には,熟練のスキル・知識があるカウンセラーさんを選べばそこまで相性を必要としないのでしょうか?
11月まで公認心理士の方が個人でやられているカウンセリングルームに1年弱通っていたのですが,見立てが違うのか,なんか上手くかみ合わない感じが続いていて,相性の問題もあるんだろうなと思い,カウンセラーさんを変えようと思って中断した背景があります。
今度は自分にあったカウンセラーさんと一緒に自身の問題に取り組みたいです。
長文になってしまい大変恐縮ですが,回答いただけますと幸いです。
あなたを施術してくれた40代のセラピストは、ちゃんとあなたの前回の状態を知っているようなので、しっかりとカルテを書いている方なのでしょう。
私の知り合いのマッサージ屋さんは、美大出身ゆえ、カルテに詳細な図解入りで患部を記録します。その記録は他人が見てもよくわかると評判らしいです。そのくらいカルテは大事なんですね。これは心理屋でも同じです。
- カルテには「見立て」が記載されているので大切なのです。
愛着のカウンセリングも同じで見立てがしっかりしていれば継続していくでしょう。
カウンセリングの相性という言葉を使う人もいますが、わたしはほとんど使った覚えがありません。相性が悪かったというのは、
- 見立てが間違っていた
- その見立てで進めるのが困難だった。進める進度が早すぎた。
そのどちらかでしょう。見立て通りに進めて、進度も適正だったけれど、中断するケースもあります。それはその他の要因で仕方のないことなのかもしれません。いったん中断しても、数か月後、数年後にまた復帰される方もいらっしゃいます。復帰するということは、その見立てで良かったということにもなります。
そうやって時間をかけて関係性を作ることもあります。ですからよりよいカウンセラーを探し続ける行動は止めないでほしいと思います。あなたにぴったりのカウンセラーに出会えますよう祈っています。
この件について、ソレアのHPのリンクを張っておきます。そちらもお読みください▽
お返事ありがとうございます。
このような個人的な質問にも答えて頂けたことが本当に嬉しいです。
自分にとって「最高」のカウンセラーさんにお会いできるよう頑張りたいと思います。
この度は本当にありがとうございました!