はじめまして。やる気とか習慣とか継続性について質問です。よろしくお願いいたします。
愛着に問題がある場合でも「作業興奮理論」は有効でしょうか?とりあえずやりはじめると脳の前頭葉だかそこらへんが刺激されて、だんだんやる気になるというやつです。
作業興奮理論、調べてみました。クレペリンの作業曲線のことなんですね。作業を始め10分くらい経過すると興奮して、つまりやる気が出てどんどんと作業が進む、ざっくり言うとそんな理論です。いいからさっさとやれ理論ですね。
スポーツ選手などがよく「ゾーンに入った」とも言っています。あのフロー理論とも似ていますね。ソレアの記事にもあります▶ https://solea.me/category/flowzone/
この興奮を測定するために、内田クレペリン検査があります。小学校のとき、就活のとき、大勢の人が経験しているでしょう。決まった時間内で数字を連続して足していくやつです。
■愛着と作業興奮
愛着障害はPTSDと見ることができます。つまりPTSDと作業興奮のことを考えればいいでしょう。これについての論文があるか調べてみましたが、なかなか見つかりませんでした。
常識的に考えてみると、PTSDは過覚醒している状態です。つまり常時興奮しています。そして愛着障害は過覚醒が常に起こっている状態です。ですから睡眠も浅いのです。
ということは、愛着障害の場合、作業興奮理論は成り立たないように思います。いつも興奮している。
しかし目の前のことには集中できるので、最初から飛ばして(興奮して)検査に取り組めることもあります。ですから作業曲線は通常とは違ったものになりそうですね。
愛着不全の場合は、不安が強い状態で過覚醒まではなっていないことが多いので作業興奮理論は成り立つかもしれません。
しかし不安が強い場合は、ソワソワしてなかなか集中できず、いくらやっても興奮状態にもっていくことができないかもしれません。