私はカウンセリングで愛着不全と診断されているのですが、自分を捨てた相手、一緒にいても苦しかったり怒りを感じる相手への気持ちを断ち切ることができません。思い出すのは怒りや悲しみと共にですが、好きという感情もあるように思います
一方で自分のことを好きでまあ大切にしてくれるだろう相手に対しては好きという感情が湧きません それどころか逃げたいような気持ちになります
愛着不全の人が、恋愛で冷静に、自分が幸せになれそうな相手を選ぶにはどうしたらいいのでしょう お金やステイタスで人を選べる人を羨ましく感じる部分さえあります
あなたのお気持ちを整理すると下記のようになるかと思います。
- 自分を捨てた相手や一緒にいても苦しかった相手に執着する
- 自分のことを大切にしてくれる相手には惹かれることがない
これは愛着不全の方には共通した感覚かもしれません。前者の気持ちは、自分の母親に対しての恨みの気持ちがストレートに異性に向っているのです。
また後者のような「たっぷりな」愛情体験を母親から受けたことがないので、後者のような異性には母親を感じません。
ということは、どちらも異性を感じているわけではなく、母親を感じているということになります。
これでは、恋愛に関してうまくいく要素がなくなってしまいます。もし相手もあなたと同じような感覚をもっていたとしたら、お互いに共依存関係に入りやすいので、恋は成就するかもしれませんが、結婚後が大変になります。泥沼化した結婚生活が待っています。
あなたの場合、自分の特性というか、自分の恨みが分かっているので、そこから人生に修正をかけていける可能性があります。あきらめずに、ご自身と母親との関係性を見直すことです。
幸いなことにカウンセリングに通っていらっしゃるようですので、それを継続してください。愛着不全の方が母親への執着を手放すことはできないかもしれませんが、手放さずとも、あなたの安住の地へ不時着できる可能性はあります。
まずは恨みに変わった母親への怒りを自覚して、異性に対して、母親の代わりを求めることをストップさせることです。その状態なら、異性を見誤ることはないでしょう。
母親を求める行動は止まらないかもしれません。しかしそれを自覚して、自分の怒りの根源に向っていくこと、この勇気があなたをきっと幸せに導いてくれるでしょう。