いつもありがとうございます。
カウンセリングを受けていて、いつも気になることがあります。小さい頃の記憶なので曖昧だったり、記憶違いだったりすることもある様な気がします。
できるだけ正確に伝えた方が良いのではないかと思いますが、そもそもそうゆうことが目的ではないような気もします。
どんな記憶だろうと間違いだろうと今時点での認識を語ることに意味があるのでしょうか?
そんなこともあって未だになかなか上手く話せないなと感じています。
それでも感情がどんどん出てきたりもしているので、自分としては毎回うまく話せないなと思いながらも、このままでいいのでしょうか?
多くの記憶は感情と紐づいています。
ですから、「感情がどんどんと出てきている」ということですので、その感情についてお話いただければいいのです。
その感情は昨日体験したことによって発生したものかもしれません。しかしそれはそれでいいのです。昨日のことを話しているうちに、急に古い記憶が戻ってくるかもしれません。
そうやって戻ってくる記憶は、あいまいなものもありますが、結構、はっきりと戻ることもあります。なぜなら、記憶というものは感情とセットになっていることが大半ですので、そうやって感情とともにありありと思い出した記憶は、かなり信頼性の高い記憶になります。
しかし、感情は戻っても、あいかわらず記憶があいまいな場合もあります。そのときは焦らずに待ちましょう。記憶が戻るにはまだ早いのかもしれません。そういうことを思考が調節している場合があります。
戻らないほうがいい記憶もあります。PTSDですね。そういうものが戻るには時間もかかりますし、核心部に迫る前に、小さな記憶が徐々に戻って、その果てに核心部に到達する。そういう流れが一番安全です。
何かの心理療法を使って、核心部に急接近するのは危ないので心理職の人は気を付けてくださいね。新しく習った心理療法を使いたいでしょうが、それは結構危険なことですから。
質問者さんの、いま時点の認識を語るということで十分です。感じている感情をぼやっとでも話しておくことは、カウンセラーとの信頼を作っていく上でも大切なことですから。
記憶は徐々に戻ってくるもので、それが安全運転というものです。