自分がいない時のお付き合いしている人の行動が心配で、自分1人での外出が不安です
1人で家にいる間、他の女性と連絡を取ったりアダルトビデオを見たり自分の嫌なことをされたらどうしよう、と思い家を空けたくありません
よく男性は里帰り出産の時に浮気をする、などと聞きますが、同じように羽を伸ばされたら嫌で帰省するのも心配です
相手が会社に行っている時会社の女性と親しくなるのでは無いかという心配もありますが、仕事はしないと仕方ないのでなんとか我慢できています
相手を気にせずに自分の好きなことをできるようになりたい 心配をなくすことは難しいのでしょうか
自分と一緒でないときのパートナーへの言動を想像して不安が高まるというのは、パートナーへの信頼感に、いまひとつ自信が持てないということでしょう。
■思春期(心性)の妄想
こういうことは思春期には普通に起こりがちだと思います。敏感な人は男女問わずに、自分の妄想に悩まされ続けます。それも思春期を抜けていけば、妄想に殺られることも減っていくでしょう。
実際の思春期ではこういうことが起こりがちなのです。少女漫画を読めば、そんな話がてんこもりです。
これは実際の思春期ではなく、思春期心性という視点でも同じです。誰しも、思春期を越えても、しばらくは思春期心性と同居している時期があります。
精神的に成人期になれた人も、愛着障害の人も、思春期心性というものは引きずります。愛着障害の人の場合は、かりそめの思春期(心性)ですね。しかし、それも30代くらいになってくると、同居状態から離れていきます。
愛着不全の人はその同居からなかなか離れられない状態ですので、そのままでは妄想状態から抜け出すことは難しいようです。そのためにカウンセリングに断続的に通ったりします。その行動の中から、「この人」というカウンセラーを見つけて、思春期心性の妄想と決別する決心がついてくると、妄想も落ち着いてきます。
あなたがどの年代の方かは分かりませんが、今回の話を参考にして、焦らずに毎日を過ごしていくことです。
■自分に抵抗しない
精神の病の領域では「当事者研究」というものがあります。分かりやすくいうと、【自分を研究して、自分に降参する】手法です。
この「自分に降参する」という態度は強力です。自分はこんなもんと思えば、その自分に抵抗することはなくなります。抵抗することがなくなればこころの内圧は少しは弱まるでしょう。
パートナーへ湧きおこる不信感に抵抗しないこと
不信感を覚えるのは苦しいことですが、それに抵抗しなくなると、フッと軽くなっている自分に気づくことができるようになるでしょう。それを続けながら30代を待ちましょう。