この質問は人の心理発達段階を考えると分かりやすいです。この回答を書き出しているいまは、わたしには明確な答えが見えませんが、これを書き終わる頃には、どこかの場所に到着していると思います。
まず、大人は自分を騙して生きていると言えます。
- 学童期、小学生たちはそれほど自分を騙して生きている実感はないでしょう。幼稚園児などは特にそうです。自由ほんぽうに自己愛が満たされるままに生きています。
- 彼らが10代に入ってきて思春期に入ってくると、大人は胡散臭いものだという視点が芽生えてきて反抗期に入ります。ここでは大人の汚さが目に余って、自分はそうはなるまいと抵抗します。つまり自分を騙しそうになる自分をも戒めるようになります。自分にも抵抗しているのです。しかし、自分を騙すモードに入ってくることも察知して、敏感になり、命を落とすこともあります。
- 成人期になると、周りに忖度(そんたく)を初めて、また自分を騙しながら、世の中を渡っていきます。そうしないと軋轢によって苦しくなるからです。適応障害になってしまいます。つまり自分を騙すスキルを身につけるのです。
つまり大人になって、自分を騙せないでいる人はとても苦しい立場に自分を追い詰めることになります。落とさなくてもいい命を落とすことにもなりかねません。純粋といえばそうですが、視野が狭くなるでしょう。楽しみが減るでしょう。苦行人生になってしまいます。
自分を騙せないと幸せか、不幸か、それは分かりません。ただ、自分を騙せないと自分を追い詰めてしまうことになる可能性が高いです。そういうことはなるべく避けてほしいと思います。
自分を騙しながら生きるスキルを身につけてほしいものです。そうやって生きていても、ときどき青臭いことも言うわけです。そういうちょっと垣間見る子ども性が、そのギャップが、あなたをチャーミングに見せる秘訣かもしれません☺。
ソレア心理カウンセリングセンター ベストアンサーを選択しました 2023年3月20日