先生のブログなどを読んで、愛着形成には母親との関係が重要と理解していますが、父親との関係は人生や生き方にどう影響するのでしょうか
父親は家族に対しては過保護で怒りっぽく子供っぽい人です 疑い深いところもあり私が父親を怒らせようと攻撃している、などと言われたりします
虐待されてはいないと思うのですが、意にそぐわないと殴られたこともあります 父の意見と違うことは話し合いなどできないタイプともう諦めています
自分も恋人に対して怒りっぽいところがあり、父親の性格や関係性が自分の生き方に影響しないか心配です
先生のブログか何かにあった、親と対決する、とはどのようなことなのかと考えたりもします
宜しければご回答宜しくお願い致します
生きていくためには母性は必要ですが、父性はなくてもなんとかなるかもしれません。生きづらくなりますが、なんとかはなる、そんな感じです。
もっと正確にいうと、母性をもった人は父性ももっているので、それでなんとかなるのです。
それでは母性と父性とはなんでしょうか。
- 母性は、全面的な味方です。世界中が敵になっても、この人だけは自分の味方でいてくれる人です。
- 父性は、大きな樹に守られているような安全感です。この人がいれば自分はなんとかなるという実感です。
ここで母親と父親のことを考えます。
- 母親のメインは母性だが父性ももっている
- 父親のメインは父性だが母性ももっている
ですから母親だけでも十分に機能を果たします。しかし母親の機能が弱い状態であれば父親の機能が重視されていきます。父親が「成人の大人」として機能していれば、母親の代役にはならなくとも、プラスには働きます。取って代わることはできません。なぜなら母親を養育者として認定してしまっているからです。でも何らかの役には立つでしょう。
しかし質問者さんのお父さんは少し幼稚な印象を受けます。「成人の学童期」のようです。それだと父性を感じることが難しいかもしれませんね。
家族の系譜をこのように見立ていくと、何をどうしていけばいいのかが、だんだんとあぶり出されてくるでしょう。その先に親との対決が待っています。対決はゲリラ戦になります。大国をつぶすにはゲリラとなって戦う戦略が必要です。その戦略はカウンセラーと一緒に練るのがいいでしょう。
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