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愛着障害と愛着不全の回復には原則としてファンタジーと期待を壊す必要があるとはどうしてでしょうか。

以下の理解で宜しいでしょうか?

愛着障害も愛着不全も生きづらさの原因は、自分自身の倫理規範、自分自身の感情感覚思考を抑えて外部のそれに合わせて生きているからである。つまり、「自分」がないから「自信」がない。

治療とは畢竟この自分を取り戻すこころみである。

では、なぜ自分を失ったり、自分が不完全になってしまったかというと養育者が適切な反応を示してくれないからだ。すると子供は混乱して、理由はよくわからないけど、愛されてない、愛着が結ばれてない、基本的信頼感がない状態が本能的な恐怖感を惹起するからか、自分を否定して、親のいう事が正しいと思い込もうとしてしまう。これがファンタジーである。

また、嘗ては適切な反応を示してくれてた、或いは示した風に振る舞ってくれていた親がある時期を境にしてくれなくなると、子供は混乱しつつも、嘗ての成功パターンに固執してしまい、自分を生きることをおろそかにしてしまう。この成功パターンが期待である。

それぞれの自分を完全に又は部分的に否定する原因はファンタジーと期待という事なので、これを壊す必要がある。(壊さなくてもいいけど、これらの効力を無効にする必要がある。)

以上。

以下は補足。

なお、治療ではそのための地ならしとしてカウンセリングで安全感を確保して、自己否定の原因に向き合えるようにお膳立てする。

安全感とは何かを教えてくれたカウンセラーを初め友人、恋人、上司などと

回復しつつある「自分」を足場に関係を広げていき安全基地を何重にも増やしていく。

同時並行で、乳児期、学童期、思春期、、それぞれの課題も「自分を」足場にクリアしていく。

あるがままに自分を生きることが出来るようになるのが当面の目標であり

これが回復へのロードマップである。

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ソレア心理カウンセリングセンター 公開状態を変更しました 2023年2月2日