親密感の恐れが原因の「近づいて来る人への怒り」と、見捨てられ不安が原因の「期待に応えてくれない人への怒り」を、感情を感じてる当人は「親密感恐れ」「見捨てられ不安」と何となくでもわかっているものでしょうか?
わかってない場合、勘違いしやすいパターンなどあったりしますか?親密感の恐れを相手の性格などが嫌いだとか。本当は自分が感じてる見捨てられ不安を相手のものだと思ったりとか。
自分が時折感じる怒りが素直な感情なのかわからなくなり質問しました。よろしくお願いしますm(_ _)m
細やかな質問をありがとうございます。ここでひとつだけ訂正させていただきます。
- 「近づいて来る人への怒り」→近づいて来る人への恐怖
です。親密感への恐れがある人のベース感情は恐怖なのです。これは自覚できていない人も多いです。表面的には、近づいてくる人を排除しようとするので怒りの表現にみえることもありますが、根底には恐怖があります。
一方で、見捨てられ不安が原因の「期待に応えてくれない人への怒り」は、もう怒りそのものですね。基本的信頼感はできているので、人に対して怒りを感じます。表面的にはビクビクして逃げ回っているように見えても、内心、こころの底では大きな怒りがマグマのように噴出しています。
それが恨みや嫉みなどの嫉妬になったり憤怒になったり、怒り系のさまざまな感情や思考が飛び交っています。
そして彼らはそのような恐怖や怒りを分かっていません。それが分かっている場合は、回復へ向けて進んでいるということです。なぜなら自分のこころの深い感情に触れているからです。根本の感情が沈静化しニュートラルにアイドリング状態に戻れば、それは回復ですね。
分かっていない場合の勘違いにパターンがあるかというと、両方ともその感情にフタをするような行動が目立ちます。恐怖や怒りから逃げる行動ですね。そしてそうやって彼らは生きのびます。
あなたが時折感じる怒りが素直な感情なのかどうかということは、それが表面的なものであっても、深いものであっても、まずはそれを感じないことには始まりません。あなたはそれを感じているわけですので、そのまま続けてみることがいいでしょう。
もし浅い怒りであれば、浅い怒りが出尽くした後、これまでに体験したことのないエネルギーのある怒りの片りんを垣間見るかもしれません。それは出てこないものかもしれませんが、それでもいいのです。片りんを感じた、それが重要です。本質的なものは直視すると失明するかもしれませんので。
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