自分が感じている感情の名前(さみしい、悲しいなど)がわかりません。
痛い、苦しい、息ができない、胸が張り裂けそう、そういった身体感覚しか認識できないのです。唯一、怒りだけはわかります。
それは心で感じているのとは違うのでしょうか?
質問は回答が閉め切られています
ソレア心理カウンセリングセンター 公開状態を変更しました 2023年1月9日
感情が分からない人は少なくないでしょう。こころが感情を出すことをがっしりとブロックしているからです。
■身体化という感情
「身体化」という現象があります。DSM-5では身体症状症として掲載されています。
- 息ができない
- 胸が張り裂けそうに痛い
- みぞおちに激痛が走る
身体にはどこも不調がないのに、このような身体の不調が現れる人はいます。とくに子どもなどはその最たるものでしょうか。
- 頭痛
- 腹痛
- 過呼吸
理由もなくこのような症状が現れることがあります。これらは全て、何らかの感情を感じているのだが、それを感じたくない場合、それを言葉で表現したくない場合に生じます。
あなたの場合も、あなたのこころは何らかの感情を感じているのだけど、それが何だか分からないので身体化しているのでしょう。
■身体化している感情の取り扱い方
身体化しているとすれば、そこには何らかの感情が確かにあるはずです。それを強引に引き出そうとしないことです。ポイントは次の3つです。
- その感情が出てくるまで、頭であれこれと考えないことです。頭をとにかく空っぽにしましょう。
- しかし油断すると頭は、何やら良からぬ(笑)ことを考えだしてしまいます。良からぬことがでてきたら、空っぽにしましょう。ここにマインドフルネスのスキルが活きるかもしれません。
- 頭で考えだすと、感情がひっこんでしまいます。正確にいうと頭が感情をコントロールしようとするので、感情が嫌気をさして頭の言うことをきかなくなるのです。
□この回答について意見・感想などをお聞かせください。コメント欄でお待ちしております。
□質問箱リストへ戻る https://solea.me/questions/
loop コメントを編集しました 2023年1月13日
とても参考になりました。