老荘の無為自然の無、仏教の色即是空の空が交わるところを河合隼雄は中空という概念で書こうとしてた…というtweetとても面白いですね!tweetにコメントで推薦図書を聴かれてる方がおられましたけど、やはり河合隼雄の『中空構造日本の深層』でしょうか?
未読なのですが、確か何もしないし存在感もない神様が中心にいる(両脇には派手な神様がいる)のが日本の神話の特徴で、それは日本文化そのものである的な話だったと思ったのですが、そういや老子の中に「良い統治者とは何もしない者(無名の樸/第三七章?)」ってあったなと思いました。
河合の方は中空の悪い面も良い面もニュートラルに言ってたイメージですが。(老子は孔子に対するポジショントーク的な側面がありますしね)ここに仏教の空(全てものに実態はない)も持ってくるのが面白いですね!(とても今っぽいですね量子物理学が流行りだから)空は無為のポジション的なことより、より思想的ですね。老子より荘子。成立年月日的にも、老子→釈迦→→荘子→→→(だいぶ空いて)中空(河合)ですから思想の熟成を感じますね。刺激的なお話で楽しくなってしまいつい長々失礼しました。
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昨日のtweetです▽
マインドフルネスを理解するには老荘と仏教の理解が不可欠です。老荘は無為自然の「無」の世界、仏教は色即是空の「空」の世界。この無と空が交差するところが重要。河合隼雄の「中空」はこの交差を描こうとしていた?タオイズムと仏教に戻ればマインドフルネスの本質的な理解が進みそう☺
その前に、昨日12月8日は釈迦が悟った日(成道会)だったというtweetをしました。
マインドフルネスの推薦図書についてコメントが一般の方からも読めたんですね。わたしへのDMかと思って、DMで返しておきました。河合先生の中空も読んでみてください。わたしがどこまで理解できているかは疑問ですが、良書です。
わたしが推薦したのは、ソレアのマインドフルネス1019に書いてある Grace Unfolding です。比較的読みやすいハコミセラピーの本です。いまは絶版になっており、ペーパーバックでは読めますので、おススメです。
中国で仏教が根付いたのは老子があったから、という説があります。老子がシャーレのようになってそこに仏教が育った、と。なかなか刺激的な話ですね。松岡正剛のブログのリンクを張っておきます。「老荘と仏教(森三樹三郎)」の本です。
量子力学とマインドフルネスも刺激的ですね。何か気のきいたことが言えればいいですが、わたしの知識では底がしれてます💦個人的な意見ですがマインドフルネスを知るためには、
- 老子 → ブッダ → 禅 → 中空 → 量子力学
どれも手ごわいですが、この流れに乗れば本質が見えてきそうです。その意味では河合先生の本は禅思想を捉えた本ですので、マインドフルネスに限りなく近いといえそうですね。