「自分ならこういうふうにコーディネートするけどね」
「そんなくだらないものをそんな高額で買うなんて、自分ならもっと安い店でお得に買うのに」
「物を捨てられない人は、物があることに安心するんだ」とよく言う人がいて不愉快なのですが、相手は真面目なのかサイコパスなのかKYなのか、いい人ふうなので私が怒ったら表面上謝罪して私を避け周囲にあの子頭おかしいって言う気がします。
怒っても(私が親との関係で想像して)たぶんを思ったことを言っただけと言われそうで怒れません。
不愉快と伝えるにはどうしたらよいでしょうか。
あなたは不愉快になった感情を伝えたいわけですね。こういうときは、
- アイ・メッセージ。アサーティブに伝えようと
と言われます。つまり「自分がどう感じたか」を伝える。自分の感情を伝えるわけです。「不愉快だったよ」と。
こうすることで、感情が相手に向かず、自分に向くので、相手への攻撃態勢が崩れるわけです。相手と悪い関係性になることを回避できるといいます。
ただ、このアサーティブ、誰にでも通用するかというと、そうではないところがやっかいですね。
■アサーティブは話を聴いてくれる人には通用する
当たり前のことですが、自分の感情をキャッチしてくれる人へのアサーティブは有効です。
もともとそういう人なら、あなたへの非難などはしないはずですが、まぁ、時と場合によっては、フツーの人でも、受容度の高い人であっても、その日の気分があって、非難めいたことを口走ってしまうことがあるのが人間というものです。
そういう人に対して、上のアサーティブは通用するでしょう。
■自分のことだけを話す人にはアサーティブは通用しない
自分の気持ちだけを伝えてくる人は、自分の気持ちをわかってほしいので、あなたの気持ちに耳を傾けてはくれません。
そんな人にアイ・メッセージをしたとしても、完全スルーされるのがオチで、もっと傷が深くなるでしょう。そんなときは、
- アサーティブを封印して「逃げるが勝ち」戦法を取る
相手「自分ならこういうふうにコーディネートするけどね」
あなた「そういう手があったか。ありがとう。きみは世界一のコーディネーターだね。じゃ、さよなら」
こんな感じです。この「世界一の」というところがミソです。相手を最大級に持ち上げておいて、実は皮肉たっぷりなんです。あなたの怒りも納まるかもしれません。やってみてください。