愛着障害の人はカウンセリングで自分の疾患がわかったら、それを配偶者やパートナーに言うのでしょうか?
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ソレア心理カウンセリングセンター 公開状態を変更しました 2022年10月28日
質問者さんがどういうことを知りたいのか分かりませんが、言う場合もあるし、言わない場合もあるとしか言いようがありません。自分の症状を隠すか隠さないかで〇〇障害かどうかが分かるというものではないからです。一情報としてその人の状態を見立てるときの役にはたつかもしれませんが、その程度のものです。障害の有無を判別するための情報にはなりません。
たとえばパートナーの状態によって、言うか言わないかの選択に大きく影響するでしょう。例えば、
- パートナーにDVがあったり、自分本位の人だった場合は言わないでしょう。
- パートナーに発達障害があった場合も言わないかもしれません。
- パートナー自身にも愛着障害があれば、言うかもしれません。
- パートナーに何のメンタル的問題がない場合でも、分かってもらえるかどうか悩みに悩んで、言う場合もあるし、言わない場合もあります。
次は本人の状態によって、言うか言わないかを考えてみます。
- 本人に子どもがいる場合は、自分の愛着障害のことは隠して治療に専念するかもしれません。
- 本人の回復が進めば、言う場合もあるし、そのまま言わないですます場合もあります。この選択は、パートナーがどういう人かによって左右されるでしょう。
- パートナーとの間に信頼関係があることが分かれば言うかもしれません。
このように実際の臨床場面では、言う場合もあるし言わない場合もあります。自分の障害のことについて言うか言わないかによって愛着障害かどうかを判断する材料にはならないでしょう。
それを判断材料にするためには、言うか言わないかということだけでなく、ご本人の周辺との関係を精査(見立てて)していかないと分からないということですね。
ソレア心理カウンセリングセンター 公開状態を変更しました 2022年10月28日