愛着障害の人の怒り、恨みはどの程度のものなのでしょうか?
私は2年以上カウンセリングを受けているのですが、未だにふとしたきっかけで怒りを通り越して怨念のような恨みで身を滅ぼしそうになり、そんな自分が怖くなります。
怒りは感じ続けていれば次の感情に移行していくと読んだのですが、しんどい時間から解放されません。
自尊心を回復するためにはどうすればいいのか、教えて頂きたいです。
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ソレア心理カウンセリングセンター 公開状態を変更しました 2022年12月7日
愛着障害の人の怒りは「母親への怒り」です。これは愛着不全の人の怒りと同じといえます。では同じかというと違います。怒りのベースが違うのです。
- 愛着障害の人の怒りの底は「空虚」があります。何が空虚なのか。それは母性と思っていたものがそうではなく、自分の思い過ごしだった、そのファンタジーに対しての空虚感です。
ですから怒りが出て空虚になれば、母親へのファンタジーは崩壊し、もうファンタジーにこだわることがなくなりますから、怒りも収れんしていきます。
しかしファンタジーは崩壊しかけても復旧されたりして、なかなか壊れていきません。そこを耐えて崩壊を待つ感じですね。崩壊に1年、2年かかる場合もまれではありません。
- 愛着不全の人の怒りの底には「強い期待」があります。こっちを向けよ!という期待です。怒っているのですが、実は求めているのですね。
このように怒りでも背景が違うとその処理や収れんの仕方が違ってきます。
怒りが怨念のようであれば、その怨念の底には母を求める期待があるかもしれません。それがファンタジーなのかリアルなのか。そういうものをカウンセラーと一緒に見て行かれるといいかと思います。
それがファンタジーであったとしてもリアルであったとしても、求めたいが求められないというかなしみの質は同じですので、その怒りがかなしみに移行するときは必ずやって来るでしょう。感情はそのようにできていますから。
いまは苦しいでしょう。その苦しみをどこかに記録しておくといいかもしれません。それはスケッチブックに描く抽象的表現などがいいかもしれませんよ。言葉で書くよりもストレートに感情をスケッチできるでしょう。
ソレア心理カウンセリングセンター ベストアンサーを選択しました 2022年12月7日