音楽療法は芸術療法の一つで、表現療法とも呼ぶ

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ビルエバンストリオの2枚のアルバム。

一つはMoon Beams,
もう一つは How my heart shings!

この二つは同じ日に録音されています。Recorded in New York; May17, May 29, June 2 and June 5, 1962 とクレジットされています。前者はバラード集、後者はスイング集みたいな感じです。これらはバラード曲とスイング曲を交互に収録したものを2つに分けて売ったわけです。

バラードだけだと演奏がダレると思ったのでしょうか。これはよくは分かりません。こうやって録音しようというのはプロデューサーの意向なのか、ビルエバンス自身の思惑なのか。私としては、いやいや、バラードだけ集中してやるのも、そのムードの中に沈潜していくので良いかと思います。特にエバンスなのだから、集中して録音すればいいものを、とも思いますが、真意は分かりません。

この交互録音について、私は肯定的ではないのですが、かと言って、否定することもない。何がなんだか分からなくなりました(笑)。

ここからはテキスト版のみの話です。ビデオでは話していません。音楽の話ですので、音楽療法もからめた芸術療法の話でも。

音楽療法というのは、芸術療法の一つです。芸術療法とは表現療法とも言います。どちらも同じです。さて、芸術療法って何が入るのか。私の大学院時代の研究テーマは、アートセラピーでしたので、これも芸術療法の一つです。で、何があるのか?思いつくまま上げていくと、

絵画療法、園芸療法、ダンス療法、音楽療法、箱庭療法、アレクサンダーテクニック、デイケアの各種講座など、芸術や身体に関するものであれば、すべて芸術療法に入るかと思います。

芸術療法の治療的効果ですが、これは表現することで自分を自由にしていくことによって今までの生きる枠組みが少しは緩む、そういうことを目指しているのだと思います。大きく捉えると、芸術療法は何であれ、そのような治療効果があるのでしょう。その方法論、切り口が違うだけで頂上は同じだと言えるのではないでしょうか。

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