【愛着の否認】ご飯を食べると体が冷える~摂食の問題

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ご飯を食べると体が冷えるとおっしゃる方がいます。ご飯を食べて満足すると体が冷えるというのです。普通は、ご飯を食べると食べたものが体内で燃えるので体温は上昇するはずです。これは誰でも経験したことでしょう。でもそうならない人々がいるのです。

彼らは、ご飯を食べて満足することを否認する人々です。もう少しいうと、満足するという幸せを否認するのです。自分は幸せになってはいけない、幸せは怖いものだという生き方で生きている人々です。ですから食べたものを燃やさない。体は冷えていきます。幸せの否認は、愛着の否認ということでもあり、その辺りの病理と連続体を成しています。

同じように摂食障害に過食症というものがあります。食べて吐くというやつですね。摂食障害の過食で吐くのは、太る恐怖があるから吐くのですが、そうでない人々もいます。先のご飯を食べて体が冷える人々です。彼らは太るから吐くのではなく、モノをたべると幸せになってしまうのが怖いので吐くのです。

食べ吐きという事例も、ひとくくりにはできないということです。ある食べ吐きは親子の葛藤であり、ある食べ吐きは愛着の問題になり、全く違う見立てになるのです。

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