お悩み相談室

ソレア心理カウンセリングセンター

2019.10.02 |こころカフェ

【見立て1】見立てと診断の違い★カウンセリングと精神医学 さいたま






見立てとは相談者の心理的な側面を検討して、それが治っていくように援助することです。診断とは患者の精神病理的な部分を診断して、それが治っていくように援助・処方することです。





ですので、見立ては心理職が行い、診断はドクターが行うことになります。ドクターが見立てまですることはありますが、心理職が診断までをすることはありません。





しかし、心理職も相談者に対して精神病理的なアプローチが必要かどうかを判断せねばなりません。そのときは精神病理的な視点で相談者を判断して、必要な機関にリファーすることになります。リファーする能力も心理職には必要なのです。





さて、今回は見立てということです。見立ては相談者の心理的な側面を見立てることでした。そこは、相談者をジャッジしているわけです。ある種の判断をしている。この人の心理的な動きはこうだから、ここで苦戦するのだな、というようなことをジャッジしているのです。





人は多かれ少なかれ、ジャッジしながら生きています。ですから、この場面でもジャッジが入るのは良いのです。それがないと、リファーしようとする気も起きないでしょうから。問題は、ジャッジの後です。そのジャッジを越えて、相談者と治療関係に入れるか、ということ。治療関係とは、治す人と治される人という関係ではありません。





医学的な治療関係はそういう関係になる場合もあるでしょうが、心理的な治療関係とは、人間と人間の交流なのです。対等の人と人の、暖かい関係。そこに入れるとジャッジを越えて、見立てがより効果的なものに変質していきます。





まず見立ては必要不可欠です。次にそれを越えていくように、こころを悩ますことが治療者には必要な心根(こころね)となります。


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