LGBT(Q)は【性別違和】葛藤のある場面が苦しい

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LGBTについての話。そこに一つQというものがオマケでついています。

ジェンダーについて、今回は基本的な用語の説明をします。私も正確なところは知りませんでした。なんとなくテレビを見て学習していたという感じです。LGBTについては精神医学というよりは、社会福祉的な意味合いが強いようですが、DSMには、-IVにも―5にも載っています。5になって少し用語が変わっています。

L:レズは、身体上は女性の人が、自分は女性だと認識していて(性自認)、性的(性的指向)には女性が好きな人です。身体、性自認、性的指向全てが女性ということです。

G:ゲイは、身体上は男性の人が、自分は男性だと認識していて、性的に男性が好きな人をいいます。身体、性自認、性的指向全てが男性ということです。

B:バイセクシャルは、身体と性自認は一致しているが、性的指向が男性、女性どちらも、ということです。

T:トランスジェンダーは、身体と性自認が一致していない状態です。性的指向は問題にはしません。DSM-5で見られる「性別違和」という診断は、このトランスジェンダーのことを指しています。指定されたジェンダー(身体上の性別)と表出するジェンダー(性自認)との間の著しい不一致が続いている状態と定義されています。

Q:クエスチョニングは、最近言われ始めた概念ですが、性自認と性的指向がどちらなのか自分でもよく分からない状態です。昨日自分のことを男だと思っていたら、今日は女のように思う。昨日は女性が気になっていたが、今日は男性が気になる。このようにジェンダーが一致しない状態です。

以上を表にまとめると以下になります。
身体上の性別、性自認と性的指向によって分けられると覚えてください。

LGBT(Q)とは?

臨床的には、トランスジェンダーとクエスチョニングの方々の相談が多いように思います。それはそれだけ違和感の葛藤を抱えているということです。また思春期までは、ジェンダーの混乱も大きい時期です。自分のアイデンティティが固まるまでは、色々と悩む時期です。そのため、ジェンダーへの意識も揺れるのでしょう。

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