愛着障害は回復します。その道はたくさんあります。

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養育者に代わる誰かとの出会い

愛着とは、2歳までに養育者との間で形成される基本的信頼感です。普通の人はその信頼感を持って人生の船出に出ますが、被虐児はそれがうまくいなかった人々です。ですから人生を生きるうえで【 確実な 】感じがありません。そして、そういう人たちの中でカウンセリングの門を叩く人がいます。

【 愛着 】とはボウルビーという心理学者が命名した用語ですが、【 基本的信頼感 】とは心理発達段階のエリクソンの用語です。またピアジェの用語としては【 対象の永続性 】とも言います。詳しい話はまた日を改めてしますが、全部同じことを指していると言ってもいいでしょう。どれもキーは、2歳までに獲得するものです。

ということは、2歳までに得られないともう一生ダメなのでしょうか。そうではありません。愛着を得られなかった人が、自分の人生の中で、それを作り直すことは可能です。道はたくさんあります。カウンセリングで愛着障害が治るということは、それを証明しています。カウンセリングに来なくても治る人もいます。その人々はラッキーだったのでしょう。

ラッキーとは、自分の人生で養育者に代わる人々と出会うことができた、ということです。それは、彼らにとって安心・安全・安定を満たしてくれる、友人だったり、先生だったり、人生の師だったり、配偶者だったり。

そのような人とラッキーに出会えた人は、自分に愛着の問題があるなんて想像すらしないかもしれません。その想像すらせずに生きて来れたというのは、実にラッキーだったと言えるでしょう。ただ、ラッキーな人ばかりでなく、何かの事情を抱えて相談室を訪れる方々も多数いらっしゃいます。

そのような人々は、相談室につながったことがラッキーなのです。治療者と回復の道を歩み出せたということです。その道は険しい場面もありますが、治療者はあなたと並走します。苦しいときもあるでしょうが、なんとか治療者とその道を乗り切りましょう。

愛着やACで悩んでいる人は、ソレア心理カウンセリングセンターへ

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