カウンセリングとは何か

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まず始めに、カウンセリングとは何かということをお話しておきます。

カウンセリングが行われる面接室には、クライエントさんとカウンセラーの「気」のようなものが流れ、お互いに影響しあい循環しあっています。驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、カウンセラーもクライエントさんから影響を受けているのです。影響を受けているからこそクライエントさんとのセッションがダイナミックに動いていくのです。

ジャズの演奏に例えるなら、いい演奏とは、各楽器のノリ(グルーブ)がお互いに影響しあって共鳴しあい、その結果としてそのグループのノリが生まれて来ます。

カウンセリングというのもそれと同じで、カウンセラーがクライエントさんとダイナミックに相互交流していく中で、クライエントさんの中にある悩みが立ち現れては消え、別の悩みが現れては消えしながら、カウンセラー側にも様々な想いがよぎり、その中で二人で「楽に生きていける感じ」や「安定する場所」を探していく行為なのです。

クライエントさんと話をしているとき、カウンセラーとの間に、どのようなリズムが流れているか、どのような強弱になっているか、主旋律を弾いているのか、アドリブを演奏する時期に来ているのか、お互いのやりとりは活発か静かか、不協和音は調整へ向かうのか(ユング的にはマンダラの取り扱いに似ています)、基底リズム、基底コードには変化はないか、そろそろテーマへ戻る時期なのか、そのようなジャズの演奏を思い描くと、カウンセリングがどんなことをやっているのか、少しは想像がつくかもしれません。

これが私のカウンセリングスタイルです。

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